魚介類がおいしい季節に活躍するのが、冷凍保存ワザ。たとえば安価で出回っている旬の筋子も、冷凍保存すれば長く楽しめます。
買いおきした魚介をおいしくいただける方法を、冷凍生活アドバイザーの西川剛史さんに教えてもらいました。
鮮度をキープしながら調理にも使いやすく!魚介の冷凍ワザ
●<筋子>小分け冷凍で便利に長く楽しめる
すべての画像を見る(全7枚)安売りや旬の時季に生の筋子が手に入ったら、バラして小分けにして冷凍しておくと、便利に長く楽しめます。生のままでも冷凍できますが、しょうゆ漬けにして冷凍するのがおすすめ。
【冷凍方法】
生筋子をバラしてイクラにし、しょうゆ漬けにします。1回に使う量にラップで小分けにし、冷凍用保存袋に入れて冷凍室へ。市販のしょうゆ漬けも同様。
【使用方法】
冷蔵室に移して解凍。食べる5~6時間以上前に移してゆっくりと低温解凍すれば、味や弾力が損なわれることもありません。サラダなどの料理の彩りに。
●<タラコ>冷凍しても味と食感は変化なし!
タラコは冷凍に強く、味もほぼ変わりません。1腹ずつラップに包み、解凍してラップを絞り器のようして使うと、中身だけを絞り出せ、皮を除く手間が省けます。
【冷凍方法】
1/2腹ずつぴっちりとラップに包み、冷凍用保存袋に平らに入れ、中の空気を抜いて口をとじて冷凍。辛子明太子も同様に冷凍できます。
【使用方法】
ラップに包んだまま、冷蔵室で解凍。解凍後は腹の太い方の先をラップごとハサミで少しカットし、指で必要な分だけ絞り出してマヨソースなどに活用を。
●<タコ>解凍後も刺身で食べられる
刺身用のゆでダコは、食感や風味が変わりにくい冷凍向きの食材。薄く切っておけば使いやすく、冷凍前とまったく同じように活用でき、そのまま刺身でも食べられます。
【冷凍方法】
薄くそぎ切りにして、ペーパータオルで水気をふき取ります。冷凍用保存袋になるべく重ならないようにして入れ、中の空気を抜いて口をとじて冷凍室へ。
【使用方法】
冷蔵室、もしくは袋ごと流水で解凍。そのまま炒め物に使うなど加熱解凍も可能。刺身やマリネ、サラダ、炒め物など、冷凍前と同じように使えます。