春の新生活に向けて、身の回りをすっきりさせたいと考えているなら、まずはバッグの中の収納を見直してみませんか?

大きいバッグを持っていると、つい荷物をつめ込んでしまいがちです。とくに荷物の多い女性は、その傾向が強いかもしれません。

つめ込んだせいで、スーパーのレジでお会計するときに財布が見つからず、ごそごそと探して列を待たせてしまうなど、「いざというときに使いたいものがさっと取り出せない」という事態に陥っていないでしょうか。

「バッグの中も整理整頓が必要です。グループ分けですっきり使いやすくなりますよ」とアドバイスするのは、整理収納アドバイザーの小林尚子さん。

早速、使いやすいバッグづくりについて教えてもらいました。

もうバッグの中をごちゃつかせない! ポイントはグルーピング

バッグの中に入っているものをよく観察すると、グループ分けできることに気づきます。それらを、ポーチやミニバッグなどで仕分けることがポイントです。

●バッグをいくつももつ必要はない

仕事で荷物が多いときは、トートバッグ、少ないときはハンドバッグと、2つのバッグをよく使っています。だからこそ、いろいろなところで使えるシンプルなものをチョイス。
自分の服装に合うオールマイティーなデザインを選べば、バッグをいくつも買う必要はありません。それに、もっている数が少なければ、バッグ自体の収納場所に迷うこともなくなります。

●グループごとに仕きりをつくる

グループごとに仕きりをつくる
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中にあまり仕きりがないトートバッグは、ポーチや小さいバッグインバッグをうまく組み合わせると、仕きりと収納の両方の役割を果たしてくれます。ポーチの色を統一すれば、見た目もすっきり!

ポーチの色を統一すれば、見た目もすっきり

上から見てさっと取り出せるように、ポーチやバッグは縦収納にします。

ポーチやバッグは縦収納にします

とくに取り出すことが多い携帯や財布、手帳、ペン、ハンカチ、ティッシュなどは、すぐ取り出せてマチがあるミニトートにまとめます。

バッグごとさっと抜きとり、ミニバッグとして使うこともできて一石二鳥。ほかのバッグへの入れ替えも簡単です。

●もののジャンルごとにポーチにまとめる

もののジャンルごとにポーチにまとめる

メイク道具はまとめてポーチに、イヤホンやスマホ用バッテリーなどの電子機器類も、ひとつのポーチにまとめます。もののジャンルごとにポーチを分けるのがコツです。

もののジャンルごとにポーチを分けるのがコツです。

電子機器類はコードが長いものが多く絡みやすいので、まとめておくと、コードが絡まって取り出しにくいというストレスも減ります。

まとめておくと、コードが絡まって取り出しにくいというストレスも減ります

人によっては、お菓子をバッグの中に忍ばせている人もいるのではないでしょうか。キャンディーなどは大袋から出してポーチに入れています。さらにゴミ袋もセットにして入れておけば、バッグの中にゴミが散乱することはありません。

ゴミ袋もセットにして入れておけば、バッグの中にゴミが散乱することはありません。

定期券は、チェーンなどを使って持ち手に固定し、さっと取り出しやすくしています。

●大判のハンカチをかけてプライバシー対策

大判のハンカチをかけてプライバシー対策

チャックがないトートバッグは中を他人にも見られてしまう危険性があるので、大判のハンカチをかけて対処します。

仕きりがあるバッグを選ぶ

小さなバッグの場合は、ポーチを入れにくいので、仕きりがあるバッグを選ぶようにしています。

使うシーンを考えてしまえばすっきりします

このバッグは大きく3つに分かれていて、さらに小さなポケットがなかに3つ。計6つに分かれているので、それぞれに定位置を決めて入れます。メイク道具、ハンカチ、ティッシュは同じところに。手帳、ペンは別のポケットにひとまとめ…と、使うシーンを考えてしまえばすっきりします。