経験者の声を集めました!近居のメリット&デメリット

実際に自分か夫、または両方の親の近くに住んでいる人が感じた、近居のいいところ、悪いところ。子どもの面倒を見てもらえる半面、子育てに干渉されるなど、メリットとデメリットは表裏一体のよう!

<メリット>
●子どもの面倒を見てもらえる

子どもの面倒をみてくれる
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メリットと答えた人で圧倒的に多かったのが、子どもを見てもらえるという点。実際に以下のような声がありました。

「上の子が風邪をひいて病院に連れて行くときに、下の子を預かってもらえるし、2人とも預かってもらって外出することも可能になりました。夫が転勤族で親に頼れない状況が続いていましたが、近居後は安心して子育てができるようになりました」(夫の親と近居/静岡県・31歳)。

「共働きなので、義父母が近くにいてくれるのは心強い限り。子どもが急に熱を出したりしたときも助かります。また、農業をやっている義父母が、子どもに山菜の採り方を教えてくれるなど、私たちでは教えられないことを教えてくれるのがありがたいです」(夫の親と近居/香川県・44歳)

●親孝行ができる

親孝行できる

親が年をとってくると、体調のことも気にかかります。なかには、ちょっとほっこりするエピソードも。

「両親が相次いで病気で倒れたことがありました。急いで病院に連れて行ったり、家事を手伝ったり…。2人とも今は元気ですが、週1回は様子を見に行っています」(妻の親と近居/群馬県・37歳)。

「結婚前までぎくしゃくしていた関係が、近くに住んで頻繁に食事に誘ったり、一緒に過ごすうちに改善。仲よしになりました」(夫の親と近居/宮城県・40歳)。

「両親は仲があまりよくなく、2人だと家の中が暗い雰囲気。子どもが遊びに行くと、一気に表情が明るくなってうれしそうです」(妻の親と近居/千葉県・43歳)

●節約できる

家族で晩ご飯をごちそうになるなど、金銭的に助かるという声もありました。

「子どもがおすしや焼き肉が食べたいと言ったときは、実家に電話させています(笑)」(両方の親と近居/群馬県・37歳)。

「実家とクルマを共有。うちのマンションは駐車場代が無料で、今まで実家で駐車場代としてかかっていた3万円を子どもの教育費として援助してくれることになりました」(妻の親と近居/東京都・40歳)。

「買い物のときお義母さんに声をかけると、私が運転してお店に連れていく代わりに、食材を買ってくれることもあります」(夫の親と近居/愛知県・27歳)

<デメリット>
●つき合いが面倒

つき合いが面倒

近くに住んでいれば、自然とつき合いは増えるもの。ペースが合わないと面倒になってくることもあります。

「義父母は一緒に外食したがるのですが、お酒を飲むので長くなりがち。夫も私もお酒を飲まないので苦痛です」(夫の親と近居/栃木県・43歳)。

「旅行に行くと話したら、毎日家に来るようになり、“連れていって”アピールされます」(妻の親と近居/埼玉県・39歳)。

「子どもの運動会や発表会など、イベントは毎回大人数になって大変! 声をかけなければカドが立つし、毎回弁当づくりから場所取りまで1人でやることになってしまいました」(夫の親と近居/千葉県・35歳)

●子育てに干渉される

祖父母は孫に甘いものですが、教育方針の違いに戸惑うケースもありました。

「わが家ではおやつは1日1回なのに、義父母の家では好きなときに食べさせてしまいます。食事も、メニューが気に入らないと義父母のところに行って食べてきてしまい、長男はメタボ気味に。義父母に話してはいるのですが…」(両方の親と近居/石川県・34歳)。

「授業参観に行って、子どもがちょっとできないことがあると“ダメなやつだ”と叱ったり、そうかと思うとやたら甘やかしたり…。そのときの感情に振り回されて戸惑います」(夫の親と近居/徳島県・40歳)

近居のよいところと悪いところ、両方を理解したうえで、ほどよい距離感を保ちたいものです。