調理器具から食器、エプロンなど、料理関係のものならなんでもそろう問屋街「かっぱ橋道具街」。「プロ御用達の問屋街ですが、一般の人が行っても十分楽しめるんです!」と語るのは、下町に詳しい旅ライターのSannaさん。今、ある"色"にこだわったお店が注目されているんだとか。数あるお店のなかから、Sannaさん注目のお店を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全13枚)真っ白な食器やキッチン雑貨がまぶしい!白色雑貨専門店
「かっぱ橋道具街」の近所に住んでいる私は、引っ越してきたばかりの頃、合羽橋で食器をそろえ、それから暇を見つけては通うようになりました。そこで見つけたのは、人気の“白”食器がそろう専門店。おすすめの商品と、買ったものを紹介します!
キッチン用品の輸入販売をする「キッチンワールドTDI」の系列店「bai-se(バイスー)」は、白色キッチン雑貨の専門店。店名のバイスーとは、中国語で白色を意味するのだとか。
1階はほうろう製品や和洋食器のほか、スタッフが描いたイラストがかわいいオリジナルシリーズの食器も。ワクワクが止まりません。2階にはグラスや木製食器、3階には輸入雑貨や家具も置いています。
●アニマルモチーフにほっこり!オリジナルシリーズの食器
こちらは、オリジナルシリーズの食器コーナー。マグカップや丸皿、カトラリーがずらりと並びます。
食器に描かれている、ハリネズミやリスのイラストは、スタッフの鈴木さんが描いたものだそう。学生時代に美術を学んだ経験が活かされています。
●英文字入りでクールなほうろう製のキッチングッズ
さびないので長く使えるほうろう製品も充実の品ぞろえ。やかんもいろんな形があり、同じ白いほうろうでも雰囲気が違って見えます。英文字のロゴ入りなら、男前インテリアとして飾るのもよし。
●おつまみをちょこっと乗せたくなる!美濃焼の四寸皿
今、人気なのが美濃焼の粉引き削ぎ目の食器だそうです。生成りのような優しい風合いが感じられます。直径約12cmの四寸皿は、おつまみをちょこっと乗せるのにいいサイズですね。同じシリーズで、スープカップや盛り鉢、プレートもあるんですよ。
●めずらしい白色のステンレスも!
こちらは新潟県燕三条市でつくられている「えいまつステンレス」のコーナー。穴あきトレーはそうめんをのせてそのまま食卓に出したり、洗った野菜を水切りするなど、便利に使えそう。ステンレスのキッチングッズも、白だとおしゃれ感があります。
●白×黒の手書き風イラストにほっこり
こちらは、手書き風のイラストが描かれた、キャンバス生地の鍋つかみ。
スキレットホルダーもキュート! これでスキレットのハンドル部分をつかむのですね。
合羽橋で買った食器を使ってみた
●まずは手に入れた“戦利品”をご紹介!
右上から時計回りに、リスのイラスト入りプレート440円、カトレア形の小皿各320円、箸置き各260円、猪口カップ780円、パン皿1030円、イタリアンカルパッチョ皿(魚の皿) 1100円(すべて税込)。魚の器が前から欲しかったのです。特大サイズにしようか迷いましたが、ミドルサイズに。鈴木さんデザインのリスのプレートも買っちゃいました。立葵(タチアオイ)や天竺牡丹の箸置き、カトレアの花を模した小皿もおしゃれ。猪口カップもドリンクやスープ用といろいろ使えそう。
●トーストがサクサクのまま!アイデア食器の実力にびっくり
とくにおもしろいなと思ったアイデア食器がこちら、小枝の模様が浮き出ているトースト用のパン皿。小枝の模様のおかげで、パンが直接お皿に触れないので、トーストがサクサクのままいただけるんです!
パン皿にトーストをさっそく、のせてみました。時間をおいても本当にサクサクのまま! おいしくいただきました。
合羽橋は行くたびに、お値打ちものが見つかるので何度行っても飽きません。同じ白い食器でも、こんなにバリエーションを楽しめるなんて思いませんでした。皆さんも、ぜひ訪れてお気に入りを見つけてください。
取材協力/
bai-se(バイスー)
営業時間:年中無休
9:30~18:00
住所:東京都台東区松が谷2―1―12 TDI第二ビル
電話:0338478818
●教えてくれた人
【Sannaさん】出版社勤務などを経てフリーのライターに。ムックやガイドブック、雑誌などに、旅や街歩きほか、グルメ、輸入住宅の記事を寄稿。これまで訪れた国は約65か国。著書に『
スウェーデン 森に遊び街を歩く』、『
バルト三国 愛しきエストニア、ラトビア、リトアニアへ』(ともに書肆侃侃房)などがある。ブログ『
Sannaの旅ブログ』