調理器具から食器、エプロンなど、料理関係のものならなんでもそろう問屋街「かっぱ橋道具街」。「プロ御用達の問屋街ですが、一般の人が行っても十分楽しめるんです!」と語るのは、下町に詳しい旅ライターのSannaさん。今、ある"色"にこだわったお店が注目されているんだとか。数あるお店のなかから、Sannaさん注目のお店を教えてもらいました。

かっぱ橋道具街
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真っ白な食器やキッチン雑貨がまぶしい!白色雑貨専門店

「かっぱ橋道具街」の近所に住んでいる私は、引っ越してきたばかりの頃、合羽橋で食器をそろえ、それから暇を見つけては通うようになりました。そこで見つけたのは、人気の“白”食器がそろう専門店。おすすめの商品と、買ったものを紹介します!

人気の“白”食器がそろう専門店

キッチン用品の輸入販売をする「キッチンワールドTDI」の系列店「bai-se(バイスー)」は、白色キッチン雑貨の専門店。店名のバイスーとは、中国語で白色を意味するのだとか。

bai-se (バイスー)

1階はほうろう製品や和洋食器のほか、スタッフが描いたイラストがかわいいオリジナルシリーズの食器も。ワクワクが止まりません。2階にはグラスや木製食器、3階には輸入雑貨や家具も置いています。

●アニマルモチーフにほっこり!オリジナルシリーズの食器

オリジナルシリーズの食器

こちらは、オリジナルシリーズの食器コーナー。マグカップや丸皿、カトラリーがずらりと並びます。

スタッフの鈴木さんが描いたものだそう

食器に描かれている、ハリネズミやリスのイラストは、スタッフの鈴木さんが描いたものだそう。学生時代に美術を学んだ経験が活かされています。

●英文字入りでクールなほうろう製のキッチングッズ

英文字入りでクールなほうろう製のキッチングッズ

さびないので長く使えるほうろう製品も充実の品ぞろえ。やかんもいろんな形があり、同じ白いほうろうでも雰囲気が違って見えます。英文字のロゴ入りなら、男前インテリアとして飾るのもよし。

●おつまみをちょこっと乗せたくなる!美濃焼の四寸皿

美濃焼の四寸皿

今、人気なのが美濃焼の粉引き削ぎ目の食器だそうです。生成りのような優しい風合いが感じられます。直径約12cmの四寸皿は、おつまみをちょこっと乗せるのにいいサイズですね。同じシリーズで、スープカップや盛り鉢、プレートもあるんですよ。

●めずらしい白色のステンレスも!

白色のステンレスも!

こちらは新潟県燕三条市でつくられている「えいまつステンレス」のコーナー。穴あきトレーはそうめんをのせてそのまま食卓に出したり、洗った野菜を水切りするなど、便利に使えそう。ステンレスのキッチングッズも、白だとおしゃれ感があります。

●白×黒の手書き風イラストにほっこり

手書き風イラストにほっこり

こちらは、手書き風のイラストが描かれた、キャンバス生地の鍋つかみ。

キャンバス生地の鍋つかみ

スキレットホルダーもキュート! これでスキレットのハンドル部分をつかむのですね。

合羽橋で買った食器を使ってみた

●まずは手に入れた“戦利品”をご紹介!

戦利品をご紹介
白色キッチン雑貨専門店がおもしろい!

右上から時計回りに、リスのイラスト入りプレート440円、カトレア形の小皿各320円、箸置き各260円、猪口カップ780円、パン皿1030円、イタリアンカルパッチョ皿(魚の皿) 1100円(すべて税込)。魚の器が前から欲しかったのです。特大サイズにしようか迷いましたが、ミドルサイズに。鈴木さんデザインのリスのプレートも買っちゃいました。立葵(タチアオイ)や天竺牡丹の箸置き、カトレアの花を模した小皿もおしゃれ。猪口カップもドリンクやスープ用といろいろ使えそう。

●トーストがサクサクのまま!アイデア食器の実力にびっくり

トーストがサクサクのまま!

とくにおもしろいなと思ったアイデア食器がこちら、小枝の模様が浮き出ているトースト用のパン皿。小枝の模様のおかげで、パンが直接お皿に触れないので、トーストがサクサクのままいただけるんです!

時間をおいても本当にサクサクのまま!

パン皿にトーストをさっそく、のせてみました。時間をおいても本当にサクサクのまま! おいしくいただきました。

合羽橋は行くたびに、お値打ちものが見つかるので何度行っても飽きません。同じ白い食器でも、こんなにバリエーションを楽しめるなんて思いませんでした。皆さんも、ぜひ訪れてお気に入りを見つけてください。

取材協力/

bai-se

(バイスー)
営業時間:年中無休
9:30~18:00
住所:東京都台東区松が谷2―1―12 TDI第二ビル
電話:0338478818

●教えてくれた人

【Sannaさん】

出版社勤務などを経てフリーのライターに。ムックやガイドブック、雑誌などに、旅や街歩きほか、グルメ、輸入住宅の記事を寄稿。これまで訪れた国は約65か国。著書に『

スウェーデン 森に遊び街を歩く

』、『

バルト三国 愛しきエストニア、ラトビア、リトアニアへ

』(ともに書肆侃侃房)などがある。ブログ『

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