インターネットやテレビなど、身の回りには健康情報がたくさん。いったいどの健康情報が正しいのか、見極めるのはなかなか難しいもの。

「まず、覚えておきたいのは『健康になるための方法に抜け道はない』ということ。不摂生をしてもこれさえ飲めばOK、どんなに食べても帳消しにできる、といったものや健康情報はすべてウソです」というのは、医師の秋津壽男先生。

秋津先生に巷にあふれる健康常識がウソかホントかを聞いてみました。ここでは、そのなかから気になるもの4つを紹介します!

医者が教える健康情報のウソ&ホント

「スポーツをしない方が長生きする」はホント!

スポーツをしない方が長生きする
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 もちろん、長生きするには、適度な運動は欠かせません。しかし、スポーツとなると、「他人に負けたくない!」とムキになったり、勝負へのこだわりから体調が悪いのに続けてしまったり…といったことも。がんばりすぎは百害あって一利なし。体調と相談しながら、ほどほどの運動を取り入れて

「漢方薬には副作用がない」はウソ!

 漢方薬は自然のものからつくられているから安心!副作用もない、と思っている人も多いようですが、それはまったくの間違い。漢方薬による副作用の症例も多数、確認されています。また、漢方薬は、数種類の成分が混合されているため、効能が違う薬でも重複して飲むと、同一の成分を過剰にとり、重い副作用を招く危険も。複数の科、医院で診療を受けている場合は、すでに服用している薬をしっかり伝えましょう

一般用医薬品による副作用症例数(平成21年~25年度)

「漢方薬には副作用がない」はウソ!

出典:医薬品医療機器総合機構「副作用が疑われる症例報告に関する情報」

「耳掃除はしなくてもいい」はホント!

 気持ちがよくて、ついやりたくなる耳掃除。じつは、耳アカは放っておけば、自然と外に押し出されてくるので、耳掃除はしなくてもいいんです。また、綿棒による耳掃除は、耳アカを耳の奥の方まで押しこんでしまい、アカのかたまりをつくってしまうケースも。こうなると耳の聞こえが悪くなり、耳鼻科で除去してもらう必要があります。入り口付近をそっとなでる程度にとどめておくのがベター

「年をとると筋肉はつかない」はウソ!

 年齢を重ねると次第に筋力は衰えていきます。しかし、何歳になっても筋肉は鍛えられます。むしろ、年をとっている人こそ、筋肉を鍛える努力をすべき。けがをして歩けなくなると、一気に老化が進んでしまうので、日常生活に必要な筋肉を適度に鍛えましょう。50歳~60歳代の人なら、1階から3階まで階段で上がれることを目標にして。ペースはゆっくりでかまわないので途中で休むことなく、上りきれたら合格です!

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