こんにちは。若松美穂です。主婦業のかたわらエッセイストなどもやりつつ、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫を提案しています。テーブルまわりを中心に、生活のなかの小さな発見をつづっていけたらと思っています。

若松美穂のおいしい生活
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手間いらず!少しの工夫で皿洗いの手間がグッと減らせます

 家事って、毎日のことだからこそ、ひとつひとつの積み重ねだからこそ、ひと手間でも減らしたい。忙しい主婦は、とくに…ですよね。そこで今回は、キッチンでの洗い物の手間を減らす私流の方法をご紹介します。

少しの工夫で皿洗いの手間がグッと減らせます

 買ってきたら皿に移すだけでいいお刺身は、豪華で見映えもする便利なおかずです。でも本当に急いでいるとき、用意が間に合わないときは、おみそ汁を用意したり、副菜を用意する方が先。皿に並べる手間も、それを洗うのも、やや面倒。そんなとき私は、パックごとカッティングボードに並べます。これ、テーブルに運ぶのも一気にすんで、とっても便利。食後はボードをさっとふいて片づけるだけです。

家族が大好きなトロたく

 家族が大好きなトロたく。本来は、トロとたくあんをかっぱ巻きみたいにのりで巻き、カットして食べるものなんですが、巻きすや、ご飯がついてべたついた包丁を洗わなくていいように、わが家では丼にして乗せちゃいます。ほしい人は自分でのりをつけて食べてもらうのですが、口に入れば一緒だし(笑)。

皿の裏についた油をとる

 つまみが2種。別々の皿に乗せるより、オイルペーパーで仕切って、皿は一枚ですませます。右の野菜は、オリーブオイルをかけて食べるので、オイルペーパーを捨てればシンクが脂っぽくならずにすむのが嬉しい。左側のお肉は、残ったソースを洗う前にいらない布でまずさっとふいて、汚れを取ってから洗うのも私流です。

 普段から家族には、汚れがひどい皿は重ねて運ばないようにも伝えています。皿の裏についた油をとるのも、ひと手間になりますから。

熱いお湯で速乾き

 わが家には食洗機がありますが、少量の場合や入りきらなかったものは、どうしても手洗いに。その際、水切りカゴに入れた食器には、最後に上から熱湯をザッとかけると、冷たいまま放置するより水切りが早くすみます。

冷たいまま放置するより水切りが早い

 一方、食洗機を使った方の食器。重なり具合が悪かったのか、水分が切れていないものも。そのまま食器棚にしまったのでは湿気のもとになります。でも手でふくのは、なんだか食洗機を使った手前、悔しい(笑)。そこで、オーブンの上に布を敷いて、一時的な乾燥場所に。長時間オーブンが高温になる場合は避けますが、その前にすぐ乾いてしまいます。

ペットボトル乾燥

 おまけにもうひとつ。口が狭くてなかなか乾きにくいペットボトルには、大きめのS字フックが便利。口の部分から入れて引っかけるようにして、逆さまにつるしておきます。

どれも、ひとつひとつはちょっとしたことですが、積み重なれば…ですね。

【若松美穂(わかまつみほ)】

1972年、宮城県生まれ。お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され、人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。気持ちによりそった提案が主婦の熱烈な支持を得ている。「ペンギンのお茶会」「心を癒す講座」は、全国各地で実施され、リピーターとなるファンもいるほど。著書に「カリスマ節約主婦・若松美穂の暮らし上手の小さなヒント」「私と家族のしあわせ時間」(ともに扶桑社刊)など。 夫と、大学生、高校生の娘、母親の5人家族。埼玉県在住。
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