こんにちは。若松美穂です。主婦業のかたわらエッセイストなどもやりつつ、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫を提案しています。テーブルまわりを中心に、生活のなかの小さな発見をつづっていけたらと思っています。
諸説ありますが、冷凍庫は満杯にする方が効率よく冷える…と聞いたことがあります。でも、いつも満杯だと掃除する機会を失いますよね。
私の場合、自分が数日留守にする日に向かって買い物をする量を減らして、なるべく中にあるものを使うようにします。そして、掃除のチャンスをつくる。
すべてを使いきってしまったら、帰宅後すぐのお弁当づくりと、家族がちょこっと食べるものまでなくて困ることもあるので、私の基準は、冷凍庫の上段がからっぽに、下にも隙間ができるくらい残すのがちょうどいいかな。
透明な上段は取り外し、裏も表もきれいに洗います。下段もいったん中身をすべて取り出し、すみずみまでお掃除。
冷凍庫掃除にはお湯を沸かしたやかんを準備
冷凍庫掃除をする前に、用意しておくと便利なのが、やけどしないくらいの熱さのお湯。氷状に固まっていた水分や、液もれしてしまった汚れなどにかけてふくだけで、短時間ですっきり取ることができます。
さらに、私が手を伸ばすのは、引き出した冷凍庫の奥。いくらメインの場所がきれいでも、空気が流れてくるところが汚かったら冷気も汚れていて、意味がないような気がします。
奥の食材をいったんぜんぶ取り出して、溶けないうちにササっと掃除。こちらもお湯を染み込ませた布でふいて、ときには不要な歯ブラシなどを使って汚れをかき取ることも。
さらにさらに、忘れたくないのはゴムパッキン。ここも汚れがたまりやすい場所ですよね。
冷凍品を戻すときは、スッキリ見えるようなるべく立てて入れます。仕切りなどは使用しないのが私流。掃除する必要があるものを減らすためでもあります。
使いかけのひき肉なども、細く長い形にして、立てます。
春巻きも縦に2本並べて。こうすることで、冷凍庫のどこかに隠れてしまうのを防ぐのです。
小さいものや残り1個のものは、分かりやすいよう、上段に入れておくようにします。
お湯掃除と立て収納で、わが家の冷凍庫はいつもすっきりです!
【若松美穂(わかまつみほ)】
1972年、宮城県生まれ。お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され、人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。気持ちによりそった提案が主婦の熱烈な支持を得ている。「ペンギンのお茶会」「心を癒す講座」は、全国各地で実施され、リピーターとなるファンもいるほど。著書に「カリスマ節約主婦・若松美穂の暮らし上手の小さなヒント」「私と家族のしあわせ時間」(ともに扶桑社刊)など。 夫と、大学生、高校生の娘、母親の5人家族。埼玉県在住。
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