お正月についたもちが余り、知らないうちにカビが発生! そんな失敗を防ぐために有効なのが、ワサビを使った保存法を紹介します。

じつはワサビが有効!カビを予防するもちの保存法

意外なものが活躍!カビを予防するもちの保存法

お正月に欠かせない食材といえば「もち」。お雑煮はもちろん、みたらしにきなこ、あん、大根おろし、よもぎなど、使い道はいろいろあります。

そんなおもちですが、どうやって食べようかと楽しみにしているうちにカビてしまった! なんて経験はありませんか? じつは、家にあるワサビが、もちの保存に役立ちます。

「ワサビに含まれる揮発性殺菌成分にはカビの成長を阻害し、繁殖を抑える働きがあるんです。密閉容器におもちを重ならないように入れ、チューブタイプのワサビ約10gを添えるだけでOK。おもちにワサビがつかないように、お弁当用のアルミカップなどに入れましょう。常温で1週間は保存できますよ」(FCG総研・小田尚幸さん)

揮発性成分は濃度が薄くなると効果がなくなってしまうそう。必ず密閉容器で保存し、むやみに開閉しないようにしましょう。

なお、ここでご注意! 一度カビてしまったもちは捨ててしまうほかありません。表面上のカビを洗い流しても、カビは内部に広がっています。また、焼いたり煮たりしてもカビはなくなりません。おなかを壊したり、発がん性が疑われるなど体によくない影響を与えるカビ、食べる前によく確認してくださいね。