アメリカ・シアトルに住んで十数年。エディター&ライターとして活躍するNorikoさんに、現地で話題のフードやライフスタイルにまつわる情報を届けていただきます。今回は、アメリカのバレンタインデー事情について。その温度感は日本のそれとはだいぶ違う模様。文化の違いが垣間見えます。
アメリカのバレンタインデーはまるで日本におけるクリスマスイブ!?
義理チョコ、友チョコなどの登場で、日本ではもはや、女子が男子にチョコレートで真剣に愛の告白をする日ではなくなりつつあるようです。ここアメリカにもバレンタインデーはありますが、日本とはちょっと様子が違います。
ひと言で表現するなら、「愛の日」の意味合いが強いです。とくに恋人同士が愛を確かめ合う日というイメージがあり、男子が愛する人にバラの花束やジュエリーなどの本気ギフトを贈る一方で、女子もささやかなギフトを渡して愛に応えます。
チョコレートもギフトの定番のひとつですが、日本のホワイトデー(アメリカにはありません)のようにクッキーやキャンディーもOK。ロマンチックなレストランでの食事や旅行を楽しむこともあります。そう考えると、なんだか日本のクリスマスイブみたいですよね?
すべての画像を見る(全2枚)子どもたちもバレンタインギフトを交換!
幼稚園や小学校に通っている子どもたちは、クラスメート全員にカードまたはトリート(ちょっとしたギフト)を用意。トリートはハートモチーフのクッキーやキャンディー、チョコレートが定番ですが、最近はアレルギーなどを考慮して、シールや消しゴム、鉛筆など食べ物以外が推奨されることも。
スーパーマーケットやドラッグストアなどでは、メッセ―ジが印刷されたカードやトリートのセットを販売しています。それで済ます家庭も多いのですが、親子で手づくりすると楽しいアクティビティーになります。
また、アメリカでは夫婦間、親子間でもギフトやカード交換で愛を確認し合い、日ごろの感謝を伝えます。カードとギフトの習慣が根づいているアメリカらしいですよね!バレンタインデーには子育て中でも子どもを預けて、2人の時間を楽しむという夫婦も多いです。
皆さんも今年のバレンタインデーは、アメリカ流にラブラブな「夫婦デート」をしてみてはいかがですか?