ナチュラル洗剤として認知度・人気ともに急上昇中している「セスキ炭酸ソーダ」。粉末を溶かしてスプレー液にしたり、セスキを溶かしたお湯でのぞうきんがけ、しつこい油汚れにはつけおき洗いなど、汚れ度合に応じた使い分け方ができるのも魅力です。
しつこい油汚れの3大代表ともいえる「レンジフード」「エアコンの表面」「コンロ回り」のセスキを使った掃除方法を、日本ハウスクリーニング協会理事の高橋敬子さんに教わりました。
セスキ炭酸ソーダは、汚れに応じた3つの使い方! ガンコな汚れもしっかり落とす
すべての画像を見る(全5枚)重曹よりアルカリ度が高く、水に溶けやすいのが特徴の「セスキ炭酸ソーダ」。油汚れのほか、皮脂などタンパク質汚れにも強く、家庭の困った汚れに対応してくれます。
<レンジフード表面の油汚れは、スプレーで>
レンジフードの表面についた油汚れは、セスキ炭酸ソーダのスプレーが効果的です。スプレー液をたっぷり噴霧し、スポンジでこすり洗いをしましょう。スプレー液は、水200mlに約小さじ1のセスキ炭酸ソーダを溶かしてつくります。
スポンジでこすり洗いする際、液剤がたれてくるので、もう一方の手にぞうきんを持って受け止めながら行うのがコツ。外側だけでなく、内側についた油汚れもしっかり落としましょう。
<エアコン表面は、セスキを含ませたぞうきんで>
キッチンからの油の飛び散りやホコリ、タバコのヤニなどで汚れたエアコンの表面は、セスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯でぞうきんがけをしましょう。
ぞうきんを絞る液剤は、500mlのお湯に対して、小さじ1のセスキ炭酸ソーダの分量が目安。エアコンだけでなく、家具やドア、家電などについた手アカ汚れもすっきり落とします。
ぞうきんを絞るときは、水の量をバケツ容量の1/3程度にすると、飛び散らずにすみます。また、下方向に向けて絞るのが、かたく絞るコツです。
<コンロ回りはつけおき洗いで>
コンロ回りのこびりついた油汚れは、セスキ炭酸ソーダでつくった洗剤液につけて落としましょう。つけおき液のつくり方は、50℃前後のお湯1リットルに対して、セスキ炭酸ソーダ50gが目安。五徳や換気扇のファンやフィルターなどを、じっくりつけこんで汚れを落とします。
※作業を始める前には、ホコリを取り除いておきましょう。また、作業の始めに小さな箇所で試してみて、不具合がないか確認をしてから本格的な作業を行いましょう
※エアコン内部の電気部品の清掃は火災の原因になりますのでご注意ください