「気温が上がり、天候も安定してくる春先は、初心者も野菜づくりに取り組みやすいシーズン」と、ベランダ菜園を始めて20年以上のベランダ菜園セラピスト・宮田範子さん。たとえば「ゴボウ」なら、大きく育つことのない品種を選ぶと、ベランダでも育てやすいそう。この春チャレンジしてみませんか?

ミニサイズの品種ならベランダでも育てやすい「ゴボウ」

ミニサイズの品種ならベランダでも育てやすい「ゴボウ」
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 超極早生種のサラダゴボウ系品種なら、大きく育つことがなく、袋栽培にちょうどいいそう。「できるのは細くて小さめなゴボウですが、風味がよくて味もしっかりしています」(宮田さん)。

[ゴボウについて]

・科目:キク科
・なにから育てる?:種から
・収穫までの期間:約6か月
・水やり:植えた当初は朝1回、梅雨が明けたら朝夕2回
・置き場所:日当たりのよい場所

[必要なもの]

・土(20リットル程度)を購入した際の袋や米(10kg)の袋
・培養土
・緩効性化成肥料

[育て方]

(1)種まき

袋の口から3㎝くらいまで土を入れ、フチの少し内側に沿って人さし指で深さ1㎝程度の溝をつくり、種を1㎝間隔でまく。土をかぶせ、たっぷり水を与える。

(2)発芽

発芽

5日~1週間ほどできみどり色の芽が出る。

(3)間引き&追肥

間引き&追肥

5~6cm程度まで成長し、込み合ってきたら、隣同士がぶつからない程度の間隔で間引く。高さ10㎝まで成長したときに、株が8~10本残っているように、2回に分けて行う。発芽から1か月ほどたったら、緩効性化成肥料を追肥する。さらに1か月後、もう一度追肥を。

(4)収穫

収穫
抜けなければ袋を切ります

種まきから半年くらいたったら、根元を少し掘って太さを確認し、収穫。株元を持って引き抜く。

<袋栽培のポイント>水はけ用の穴をあけて円柱状に形づくって使用

袋栽培を始めるときは、まず、ドライバーなどで底の部分に10か所ほど水はけ用の穴をあけます。そのあと、立てて袋の口をハサミで切り、床に打ちつけるようにして、全体を円柱状に形づくれば準備完了です

とれたてゴボウでつくる!「肉入りキンピラゴボウ」

<とれたて野菜で>肉入りキンピラゴボウ

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●教えてくれた人

【宮田範子さん】

ベランダ菜園セラピスト。テレビ出演、新聞、雑誌などのメディアでも活躍中。ベランダ菜園歴は20年を超え、大阪のマンション街の中で、小さな自然とのふれあいを楽しむ暮らしをつづるブログ「

大好き☆ベランダ菜園

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