植物がもつさまざまな薬効成分が詰まったエッセンシャルオイル(精油)。これを使った自然療法「アロマセラピー」は、特別な道具をそろえなくても気軽に楽しむことができます。日常に取り入れて、暮らしの質をアップさせてみませんか? 今回はエッセンシャルオイルにまつわる基礎知識を紹介します。
香りを楽しむ「アロマ生活」で暮らしの質を上げましょう
すべての画像を見る(全1枚)「部屋の芳香用には、耐熱容器に熱湯を入れ、精油を2、3滴たらします。台ふきんに精油を含ませたり、ふき掃除をする際にバケツの水に精油を数滴たらすといった使い方も」(ニールズヤード レメディーズ・広報)
オイルの香り成分は、リラックスやリフレッシュなどの効果をもたらしてくれます。まずは使いたい場所をイメージし、用途に適したオイルをピックアップ。そのうえで、好きな香りを選ぶといいそう。ここでは、初心者にも使いやすい香りをご紹介します。
エッセンシャルオイルの種類と効果
【ティートリー】
きりりとした清涼感とやや苦みのある香りは、精神を安定させ、気分をすっきりリフレッシュさせる働きも。靴の消臭にも大活躍
【ゼラニウム】
華やかな香りが心と体のバランスを整えてくれ、イライラや落ちこみで乱れがちな心が安定。肌に優しいので、バスソルトやバスミルクが◎。天然塩や牛乳(各大さじ2)に1~5滴加え、よく混ぜてから浴槽に
【ラベンダー】
清潔感のある甘い香りでオールマイティに使え、とくにストレスや緊張をやわらげたいときにGOOD。優しい香りに鎮静作用があり、心と体をリラックスさせてくれる。
【オレンジ】
甘く、さわやかなかんきつ系の親しみやすい香りで初めてでも取り入れやすい。不安や緊張をやわらげ、気持ちが明るくおだやかに。油汚れに強く、重曹や酢に数滴垂らすと汚れ落ちアップ
【イランイラン】
エキゾチックで濃厚な香りが気持ちをやわらげる。香水に使われることも多く。ゼラニウムと同様、バスソルトやバスミルクが◎。大量に使うと気分が悪くなることがあるので注意
※オイルは体に直接作用するので、妊娠中や小さい子どもがいる場合は、事前に各ショップやメーカーに相談しておくと安心。体調がすぐれないときは、すぐに使用を中止すること