家の顔ともいえる玄関は、わが家を訪れる人にとっては、家全体の印象を決めてしまうほど重要な役割。玄関の見た目はもちろんのことですが、ゲタ箱の湿気やにおいがこもったまま放置されていては、これも大きな減点対象になってしまいます。そのうえ、年末年始となれば、ふらりと訪れたご近所の方が玄関でご挨拶、なんていうシチュエーションも増えそうですよね。今のこの時期、しっかりと玄関をきれいにして、清潔感のある空間にしませんか?掃除のプロ、高橋敬子さんが、所要時間は30分、超効率的にできる玄関掃除のテクニックを教えてくれました。
すべての画像を見る(全8枚)年末年始に向けてすっきりをリセット!30分で終わる玄関掃除のテクニック
ホコリは上から降りてくることを考慮して、背が高い位置の汚れは早めに手をつけます。また、ゲタ箱の中を最初に着手することで、水ぶきあとの乾燥に必要な時間稼ぎをしてしまうのも、この掃除法のポイント!
1.靴をゲタ箱からすべて出し、新聞紙の上に
まずはゲタ箱から靴などをすべて出し、すみずみまで内部の掃除をしやすく準備をします。マンションのように靴を表に出せないなら、「家の中に新聞紙などを敷いて、その上にのせておくといいですよ」。
2.棚板をドライシートでふき、ハケブラシ+掃除機でホコリを吸う
ゲタ箱内のホコリが舞わないよう、まずフロアモップ用ドライシートで棚板をからぶき。次にハケブラシと掃除機でホコリを吸います。ハケブラシは100均ショップなどでも購入できます。掃除用でなく、塗装用のものでもOK。
<掃除機をきれいに使うコツ!>
トイレットペーパーの芯を加工してアタッチメントにつければ、掃除機の部品の汚れを気にせずに使えます(
つくり方はこちら)。ハケブラシでホコリをかき出しながら掃除機で吸うときれいに
3.棚を水ぶきする
乾いた状態でホコリを落としたら、ゲタ箱全体を水ぶき。「ゲタ箱の中は外からの泥汚れなどがかなり入り込んでいるので、使い捨てするつもりでウェスなどを使うといいですよ」。繰り返し洗って使うぞうきんだと、掃除のあとの手間も増えてしまします。
4.高いところのホコリを払う
ハンディーモップを使ってドアの周りや壁の高いところ、窓があれば窓回りなどのホコリを落とします。「毎日通っていると見逃しがちなドアクローザーも、一年に一度のケアと思って、この際きれいにしましょう」。
5.古歯ブラシでたたきの目からゴミをかき出す
たたきの目にたまったゴミや汚れは、古歯ブラシでかき出して。「とくに、たたきにものが置いてあると、その下に汚れがたまりがちになるので要チェックですよ」。
6.たたきに掃除機をかけて、水ぶきする
トイレットペーパーの芯のアタッチメントをつけた掃除機で、たたき全体を掃除機がけ。仕上げにぞうきんかウェスなどで水ぶきします。すみまでしっかり!
7.インターホンや扉回りを磨く
外側のインターホンや表札、ドア回りなどを水ぶきします。人が触れるドアノブは念入りに。「表面がフラットでふきあとが目立つ場所は、仕上げにからぶきすると清潔感がアップしますよ」。家の前にを通る人にも目に触れる場所なので、見落としがちではありますが、こちらもしっかりと汚れを落としておきたいところ。
8.傘立ての水受け皿もきれいにする
傘立ての水受け皿も、意外に汚れています。「大掃除のときは水受け皿を外して水ぶきをし、すみずみまで気持ちよく」。
最後に、ゲタ箱が乾いたら、靴を戻します。