運動会や学芸会など、学校行事が多くなるこの時季。学校に行くときに必要な来校証やスリッパが、どこにあるか把握できていますか?
ほか、冠婚葬祭用品、一部の調理器具なども使用頻度が低いゆえに、家のなかで行方不明になりがち。いざというときに「あれどこ?」と焦らずにすむよう、普段から収納を工夫しておくのがおすすめです。
整理収納アドバイザーとして活躍し、片づけに関する書籍も人気の小西紗代さんに、たまにしか使わないものでもしっかり管理できる収納テクを教えてもらいました。
「セット収納」が、いざというときの余裕を生む!
小西さんがおすすめするのが、一緒に使うものを一か所にセットで収納しておくことです。
「自分や家族の行動パターン、動線をしっかり考慮します。日常からいざというときまで、スムーズに行動できますよ」
●学校用品はセットにしてうっかり忘れを防止
子どもの学校に行くときに必要な来校証は、専用にしているスリッパと一緒に袋に入れておくのがおすすめ。
「別にしていると、うっかり忘れることも。これだけで予防策になります」
●冠婚葬祭用品は一か所にまとめて備える
クローゼットに置いた布製ボックスに、フォーマル用バッグにふくさ、黒ストッキングなどをイン。
引き出しには筆ペンと祝儀袋などをセットしておきます。
「冠婚葬祭は急なことも。これがあると、あわてずにすむんです」
●鍋に使うものはまとめてシンク下に
カセットコンロと土鍋に加え、取り箸やつみれ用の竹筒、豆腐すくいなどをまとめたカゴも一緒に「鍋セット」としてシンク下に待機。
「『今日はお鍋よ』と言うと、だれともなくこの一式をテーブルに出してくれるので助かります」
●調味料はグループ分けして使いきる
冷蔵庫の上段に入れている2つのトレーは、調味料のセット。右はカツオ節、青のり、しょうゆの「お好み焼きセット」、左は豆板醤、ラー油、ナンプラー、甜面醤の「中華・アジアンセット」です。
まとめておくことで使い忘れを防止できます。