本来、ものをしまうための袋が、意外にあちこちで場所取りに…。そんな皮肉な結果におちいってしまったお宅は多いのでは。
「ひと手間かければ、場所取りだった袋がコンパクトに、しかも取り出しやすくなります。使うときの作業効率がグンとアップしますよ!」と言うのは、神戸で整理収納サロンを主宰する、小西紗代さん。

 自宅で小西さんが自宅で実践する、かさばりがちな袋をすっきりと収めるワザを教えていただきました。

小西さんのご自宅
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かさばる袋をコンパクトに、使いやすくする収納アイデア

●<排水口用ネット>を100円グッズのケースに取り出し口をつけて圧縮収納

排水口用ネット

ふわっとしてかさばる排水口用ネットは、100円グッズのオモチャのカード用ケースに詰めて圧縮。「フタをカッターで四角く切り抜き、1枚ずつ抜き出せるようにしました」

●<サニタリー用ゴミ袋>を書類ケースに口をあけて1枚ずつ取り出せるように

サニタリー用ゴミ袋

「B6サイズのファスナーつき書類ケースが、サニタリー用のゴミ袋を入れるのにぴったりなんです」。背の中心部分をカッターで切り抜き、1枚ずつ引き出せるようにしています

<紙袋>はカゴに入るだけと決め、サイズがわかるよう横向きに

紙袋

人にものを渡すときなどに重宝する紙袋ですが、ついためすぎてしまいがち。「わが家ではここに入るだけにしています。横向きに立てておくと、マチの幅や袋の高さがひと目でわかって一発で選べます」

●<野菜保存袋>を調理中でもサッと片手で取れるようファイルにサンド

野菜用保存袋は半分に折り、間にプラスチック製の板を入れて輪ゴムをかけて固定。これをファイルにはさんでシンク下の引き出しに立てています。「調理中の濡れた手でも、簡単に引き出せます。同じファイルにファスナーつき保存袋も入れています」

●<レジ袋>はたたんで立てておく

レジ袋

レジ袋を結んで放り込んでおくと、どんどんたまりがち。「折りたたんで立てて収納すれば、ずっとコンパクトだし、量が把握できます。10枚以上になったら処分することにして、むやみに増やさないルールに」

●ゴミ箱の底にレジ袋を入れておけば交換がラク

レジ袋

「ゴミ箱にセットするレジ袋は、あらかじめたたんだものを底に入れておけば、交換するときにわざわざ持ってくる手間が省けます」。リビングのゴミ箱をのぞくと、このとおり

●エコバッグはクロス形フックにかけた袋にまとめて省スペース化

エコバッグ

「複数あるエコバッグはいちばん大きい手提げ袋にまとめ、クローゼットにかけています」。長めのクロス形フックを使うと縦向きに収まり、ほかのものとの重なりもズレて省スペース

省スペースに収納できるフック

 ちなにみ、小西さんが使用しているフックがこちら。通常のS字フックと比べて、フックの先端が90度ねじれているクロス型フック。100円ショップやホームセンターなどで購入できます。