このところ「予防家事」という考え方が、忙しい女性の間で広まっています。ちょっとしたひと手間を先取りしたり、日頃のケアを丁寧にしたりすることで、家事による負担を減らすという「予防家事」。汚れをためるとそのあとの掃除がハードになってしまうキッチンについては、とても有効な対策なのです。
そこで、暮らしにまつわるさまざまな商品の研究やテストを行うFCG総研の監修のもと、キッチンで使えて便利な予防家事のアイデアを紹介。実践して習慣にしてしまえば、家事のストレスがずっと減って、スムーズに暮らしが回りだします。
暮らしをスムーズにするキッチンで実践したい予防家事
●電子レンジ内は蒸気がついたタイミングでふく
すべての画像を見る(全5枚)食品を加熱する電子レンジは、いつも清潔にしておきたいもの。たとえば、野菜を加熱したあとなど、水蒸気がついたときにその水分を利用して、ついで掃除を実践してみましょう。簡単にきれいになります
●油を石けん水に変えて流せば排水管掃除に
揚げ物をしたあとに困るのが油の処理。水と加えて泡立てると石けん水状になる洗剤を使ってみませんか?そのままシンクに流せるので手間がなく、ついでに排水管の掃除もできて一石二鳥に
●油汚れがひどい器は新聞紙などでふき取ってから洗う
揚げ物や炒め物などを盛りつけた油汚れのひどい器は、新聞紙などで汚れをふき取ってから洗いましょう。このひと手間で環境への負担も減らせ、排水口が汚れにくくなります。イヤな排水口のにおいやヌメリとの格闘が減り、掃除がラクになります
●ジャガイモの皮でシンクを磨く
ジャガイモをむいたあと、そのまま皮をポイ捨てしていませんか?ちょっと待って!捨てる前に、皮の白い部分を使ってシンクを磨く習慣をつけましょう。ジャガイモに含まれる糖質が網目状の構造になっているため、シンクの汚れがよく落ちます
●ミカンの皮を使って魚焼きグリルの油汚れをラクに落とす
ミカンを食べたあとの皮をとっておき、魚焼きグリルの受け皿に白い方を上にして浮かべおきましょう。皮に含まれる洗浄効果で、油汚れを落とすのが簡単に。香りもよく、生臭さを消す効果もあります
●冷蔵庫の上にラップを敷いてホコリよけ
手が届きにくい冷蔵庫の上の掃除。女性には面倒な負担です。冷蔵庫の上にラップを敷いておけば、半年に1回交換するだけで掃除が完了します。食器棚の上などにも応用可能なアイデア。キッチンの汚れは油とホコリが混ざっていて、ためると落とすのが大変なので、おすすめの方法といえるでしょう
●冷蔵庫内に汚れ受けをつくっておく
泥が落ちやすい野菜は容器に入れ、野菜室内に汚れが広がらないように事前に対策を。また、冷蔵庫のドアポケットにもペーパータオルを敷いておけば、ソースなどの液だれがあった際も、掃除が簡単になります