災害などが原因で、停電で明かりがつかない…。そんなときに、懐中電灯やロウソクを使おうとしても、照らしてくれる幅が狭くて、使い勝手が悪い場合もあります。そんなときに、ぜひご参考にしていただきたいアイデアを紹介しましょう。災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さんに話を伺いました。
一方向しか照らさない懐中電灯を賢く使うワザ&簡易ランプをつくる方法
●スーパーのレジ袋を懐中電灯にかけ、パワーアップ!
すべての画像を見る(全3枚)懐中電灯の光は、一方向を照らすだけなので、そのままだと部屋全体を明るくすることはできません。「スーパーのレジ袋をライトの部分にフワッとかけ、外れないように結びつけて。光が拡散し、部屋全体が明るくなります」。
●オレンジを使って簡易ランプをつくる
オレンジやグレープフルーツ、ミカンなどの柑橘類があれば、見た目がかわいく、心が和む即席ランプがつくれます。「果実のやわらかな色と柑橘の香りで、ホッとなごむんです。緊急時のはりつめた気持ちが少しほぐれます」。
[材料]
・オレンジ…1個
・サラダ油(またはオリーブオイル)…適量
・お菓子の缶のフタなど燃えないもの
[つくり方]
(1)オレンジは皮ごと横半分に切ります。
(2)切り分けたオレンジのうち、中心の白い筋が根元について残っている側の実を、筋が切れないようにしてくり抜きます。
(3)(2)を缶のフタなどに切り口を上にして置き、筋を伝うように切り口から1cm程度下まで油を注ぎ、ライターなどで筋に火をつけます。
●アルミ箔を使って懐中電灯の明かりを拡散させる
懐中電灯ひとつの明かりだけで、作業や食事をするのは心もとないものです。「部屋の天井にアルミ箔をはり、その下に机などを置いて、懐中電灯を明かりを上にして立てます。アルミ箔に光が反射し、部屋全体の明るさがアップしますよ」。
夜の明かりが確保できることで、たとえわずかでも災害の不安は和らぎます。家族と一緒なら、お互いの顔も見ることができて、声をかけて励まし合うことも自然と増えるでしょう。これを機会に、ぜひ明かりにまつわるアイデア技を覚えておきましょう。
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