洗濯をするのがつらい季節。水が冷たい、物干し場で体が冷える、衣類が乾きにくい…。
ここではESSE読者のアンケートから導き出された、よくあるお悩みと、それを回避するコツをご紹介します。
教えてくれたのは家事や収納のプロである阪口ゆうこさん、道田一菜さん、よしママさん、本間朝子さん、東いづみさん、尾崎友吏子さんです。
【お悩み第1位】干すときに寒い!ベランダが寒い!濡れた洗濯物で手が冷たくなる!
●衣類はすべてハンガーに。屋内でかければ干すのは一瞬
すべての画像を見る(全14枚)「洗濯物は、まずリビングでハンガーに干します。ハンガーごと物干し場に運ぶので、屋外にいるのは1分たらず。乾いたら、そのままクローゼットにしまうので、たたむ手間もありません」(整えアドバイザー・阪口ゆうこさん)
さらに、家族の通り道にハンガーをかけておき、自分のものは運んでもらうシステムにすると、家族も参加してくれます。
●靴下は干さずにばらまくだけ!
ピンチにつるしたり外したりが面倒な靴下は、タオルハンガーの上に“まく”のが合理的。
「風を受ける面積が少ないせいか、飛ばされることはあまりないです(笑)。気になる場合は、外に干さず、日当たりのいい屋内にタオルハンガーを置いても十分」(道田さん)
●物干しザオにスポンジを固定すればすぐ干せる
洗濯物を干すたびにいちいち物干しザオをふくのは手間。
「サオの端に麻ひもでスポンジを固定しておけば、スライドさせるだけで、ホコリが落ちます」(よしママさん)
古くなったキッチン用スポンジなどでOK。麻ひもはゆるめに巻いてくださいね。
【お悩み第2位】干したものが乾きにくい…天気が悪くて干せないことも多々
●脱水時間をいつもより3分長くする
素早く乾かすためには、水分をしっかりきるのが重要。
「冬場は洗濯したあと、いつもより3分ほど長く脱水するのがおすすめです。ただし、脱水時間が長いと、その分シワになりやすいので、気になるものはあらかじめ取り出しておきましょう」(本間さん)
●布団はイスにのせて日当たりのいい場所に
「嫌い!」という声が多かったのが、重たい布団の日干し。
「わざわざベランダに運ばなくても、イスにかけて、窓のそばで日に当てるだけでも十分です。学習机のイスなど、キャスターつきのものなら、日当たりのいい場所に動かしやすくてなおグッド」(よしママさん)
【お悩み第3位】下洗いで手が冷たい!汚れ物のもみ洗いで手が真っ赤!
●泥んこ靴下は100円ショップのキッチンブラシで
冬場にはつらい、泥汚れのもみ洗い。100円ショップのキッチン用ブラシが悩みを解決してくれます。
「持ち手部分に洗剤が入れられるブラシが、下洗いにぴったり。ブラシに洗濯用洗剤を入れて、水をサッとかけた靴下などの汚れ物をくるくるこするだけで、みるみるきれいになります」(よしママさん)
●漂白剤につけおけば靴の汚れがラクに落ちる
手が疲れるのでイヤという人が多かった、スニーカーや上履き洗いにも裏ワザがありました。
「泥汚れをサッとはたき落としてから、40~50℃のお湯1リットルに対して大さじ1の酸素系漂白剤を加えてつけおき。30分ほど放置すると、力をかけずにサッとこするだけで汚れがスルッと落ちてくれます」(東さん)
●シャツの衿元にベビーパウダーをはたく
ワイシャツの衿元の皮脂汚れは、放っておくと黒ずみに…。
「洗濯して乾いたシャツの、首筋が当たる衿元にベビーパウダーを軽くはたいておきましょう。皮脂汚れがつきにくくなり、下洗いの手間もカットできますよ」(本間さん)
粉が白く残ることもあるのでつけすぎには注意。
【お悩み第4位】衣類をたたむのが面倒。取り込んだ洗濯物が冷え冷え!
●細長いボックスを使えば放り込むだけ
「靴下や下着などの小物類は、たたまずに人別にボックスに放り込むだけ。引き出し1段にきれいに並ぶように、幅が狭くて奥行きのあるボックスにしまっています」(道田さん)
ひとつのボックスにワンジャンルのアイテムなので、ごちゃつきません。
●取り換え手順を見直せばタオルはたたまなくてOK
洗面所やトイレなど家じゅうのタオルを回収して、収納場所から新しいものを出し、つけ替えてから洗濯…というルーティンを見直し。
「取り込んだタオルを、今かかっているものと替えるという順番にしたら、たたんでしまう手間が解消されました」(尾崎さん)
1か所につき2枚のタオルで回せて効率アップ!
【お悩み第5位】ニット類を洗うのが大変。かさばる服が増える!
●風とおしのいいところにかけてブラッシング
インナーの上に着るニット類は、直接肌に触れないので、じつは頻繁に洗う必要はないもの。
「風とおしのいい場所につるして表面のホコリをブラッシングではらうだけでもさっぱり。定位置を決めれば、脱ぎっぱなし防止にもなります」(東さん)
【プラス1 テクニック】
洋服は上下組み合わせてしまうと出すときもラク。
「子どもの衣類は、トップスとボトムで分けずに、上下組み合わせた状態で引き出しに収納。洗濯したものを右にしまい、左から出すようにすれば、自然とローテーションに。朝、なにも考えなくても着替えが用意できます」(東さん)
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