梅雨どきに気になるカビ&ダニは、大量発生する前に掃除してリセットするのが賢い撃退法。
ESSE7月号の「プロのワザでカビ&ダニを撃退!」では、梅雨の時季にやっておきたい、発生スポット別の掃除法と予防法を紹介しています。今回は、ハウスクリーニングのプロ、おそうじ本舗の尾崎さんに、洗濯機のカビの掃除法を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全7枚)見えないからこそ気をつけたい洗濯層のカビ
洗濯機のカビは、直接見ることができない洗濯槽の裏に集中。尾崎さんいわく、「洗濯を繰り返すうちに、水気や衣類の汚れが裏側に付着することが原因。そこに発生したカビは、放置すると洗濯物に付着します。月に一度の掃除を心がけて」とのこと。では、実際に洗濯層のカビをとる方法を紹介しましょう。
用意するもの
酸素系漂白剤(粉末)、古歯ブラシ、ハンガー、古ストッキング、ぞうきん
1.お風呂の残り湯を入れる
洗濯槽掃除に使うお湯は、温度がポイント。「漂白剤がよく効くよう風呂の残り湯に沸かした湯を足し、45℃前後に」。水位のいちばん高いところまで注ぎます。
2.洗濯モードで洗う
洗濯モードを選び5分間洗濯機を回し、いったん停止。「こうすることで、洗濯槽の裏側に付着したカビ汚れがふやかされ、取りのぞきやすくなるんです」(尾崎さん)。
3.酸素系漂白剤を入れ、洗濯モードで洗う
7kg洗いの洗濯機に500gの目安で酸素系漂白剤を注ぎ入れ洗濯モードで10分運転し、いったん停止する。
4.浮いたカビをとる
浮いてきたカビを、針金ハンガーにストッキングかぶせた、ハンガーキャッチャーですくいとる。汚れが浮いてこない場合はフタをして2時間放置。
5.もう一度洗濯モードで洗う
カビをとり終えたら、洗濯槽をすすいで仕上げ。洗濯モードを選び排水するまで回し、きれいな水をためてからもう一度洗濯モードで運転すれば完了!
6.汚れをふきとる
洗濯槽の周りなど細かな部分についた汚れは、古歯ブラシでこすり洗い。「排水後は乾いた布で洗濯槽回りの水気をふき、しばらくフタを開けて十分に乾燥させます」(尾崎さん)。
汚れや湿気をためない習慣がカビ予防に!
「洗濯槽のカビ対策は、定期的な掃除が必要。少しでもカビの繁殖を減らすため、洗濯後は衣類クズを取り除き、フタをあけて湿気を飛ばす習慣に」(尾崎さん)。また、洗濯漕に汚れた衣類を入れっぱなしにするのも厳禁です!