こんにちは、熊本市在住の主婦兼ライター(33歳)です。第4回では「
熊本地震で報道されない、現地の主婦がリアルに困っていること」をお伝えしましたが、今回も引き続き、私たちがリアルに困ったこと、困っていることをお伝えします。
すべての画像を見る(全5枚)こんなことも!? 現地の主婦がリアルに困っていること
●無料開放してくれた温泉に長蛇の列
何日も入れなかったお風呂にやっとは入れる!そう思ったら、地震直後はどこの温泉も長い行列ばかり。諦めて翌日別の温泉に向かい、45分ほど並んで入れたと思ったら今度は洗い場で裸の行列が待っていた!という人も。確実に入るには被害が少なく震源地から離れたエリアまで行かなければならず、往復3~4時間かけて行った人もいました。
●地震災害ごみが処理されないまま
前震と本震を通し、食器棚、テレビや照明などさまざまな家具・家電が使えなくなりました。熊本市では通常の家庭ごみとは別に、近くのごみ置場に曜日関係なく出すことができるのですが、収集が追いつかないのか、いたるところのごみ置場に山のように積んであります。直接、処分施設へ持ち込む手立てもあるようですが、一般車両しか持っていない人にとっては難しいこと。また、災害ごみ収集に専念するため、燃やすごみ以外のごみ収集が一時的に中止されていて、ベランダや玄関先にごみが溜まる一方です。
●勤務先の水が出ない
自宅待機がとけて仕事再開できたと思いきや、職場が断水していてはおちおち仕事もできません。やはり一番困るのはトイレ。そのほかにも手が汚れるのに洗えない、うがいしたくても水がない、といった面も。夫の職場(菊池郡大津町)でも通水は19日だったので、2日ほど職場でのトイレを我慢していたそう。通水までは近くの給水所から給水を受けるも、50人ほどの従業員がいるためいろんな面で水の使用を控えたようです。
●仮住いができても生活家電がない
住める家があればいい、という問題でもなく、家が半壊だと冷蔵庫や洗濯機といった生活家電を取り出せず、仮住いの家に引っ越すことができても家電がなくて今すぐの生活が成り立たないといった人も。家が無事でも洗濯機やテレビが壊れた人も多く、まだまだ不便な生活は続いています。
温泉や勤務地の水問題など、地震直後に感じたことですが、今後また大きな揺れがあった際に注意をしようと記録しました。今後も時間経過とともに内容は変わってくると思いますので、またの機会にお伝えしたいと思います。