あって当然、やるのが当たり前、そんな思い込みの数々は、家事にもあります。でもその作業、本当に必要?
「ぼくはいつもほったらかしでラクしてます」と語る家事えもんさんに、“ほったらかし”家事の極意をたっぷり伺いました。家族も楽しく巻き込みながら家事をまかせるアイデアも必見です!

掃除は家族の手も借り、上手にほったらかし!

子どもでも使いやすいグッズなどを活用して家族におまかせし、掃除の手間を手放しちゃいましょう!

●「次が使いやすいゴミ袋」で名もなき家事を家族まかせに

ごみ袋を持つ家事えもん
ごみ袋を取りに移動する手間なし!
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ゴミ出ししたあと、意外に手間なのがゴミ箱に次のゴミ袋を入れておく作業。
「ロール状に連なったゴミ袋を使えば、次に使うときに“袋を入れてなかった!”というプチストレスが解消。家族にまかせても安心です」

ゴミ箱にゴミ袋ロール

ゴミ袋のロールをゴミ箱の底に入れておき、1回分ずつ手で切って使えます。ゴミ出しのあと、その場で次のゴミ袋を設置!

ゴミ袋

・次が使いやすいゴミ袋 20L 縦60×横52cm オープン価格(ケミカルジャパン)

●入浴後に鏡の水を「水きりワイパー」できることを家族の習慣に

鏡に水切りワイパー

マグネットで浴室の壁にどこでもペタッとはれるタイプの水きりワイパー。

「これを鏡の近くにつけておき、入浴後家族がそれぞれ鏡の水をきるのを習慣に。道具を引っかける手間もないので、子どもでもできますよ!」

水切りワイパー
マグネットで壁にペタッ!

・磁石でくっつく「PK764浴室水切りワイパー」 縦21×横22cm ¥730(アズマ工業)

“当たり前”だったことをやめたら、格段に家事がラクに

当たり前と思って置いていたものや、やっていたことをやめるだけで、掃除の手間が格段にラクになることもあります。習慣を見直す機会をつくってみて!

●キッチンの三角コーナーをやめたら面倒な掃除いらずに!

シンクにゴミ袋
シンクにはれる袋がおすすめ!

ヌメリやカビが発生しやすい三角コーナーは掃除が大変。そこで、三角コーナーを置くのはやめ、シンクにはって使えるゴミ袋を活用。
「穴があいているので水気がきれ、そのまま捨てられて掃除の手間がゼロに!」

シンクにペタゴミ袋

・シンクにペタッと穴あきゴミ袋 100枚入り 幅25×高さ25×奥行4cm オープン価格(ケミカルジャパン)

●排水口のフタはやめ、ゴミを見える化するといつでもキレイに

浴室排水口フタ
フタを外したままに

排水口のフタをつけていると、掃除が面倒になってゴミをため込みがちになるうえ、フタにもヌメリやカビが発生。
「フタは外してクローゼットなどで保管。たまったゴミが取り除きやすくなり、掃除する場所も減ります」

排水口ゴミ捨て

入浴後にゴミをポイッ!

浴室排水口に水
取りづらいときは“滝水ワザで”

「排水口にたまった髪の毛などは、シャワーに手を当てて湯を1か所に集中させてかけると中心に集まり、取り除きやすいですよ」

●洋式便器の立ち使用をやめ、カビ取り泡スプレーをかけて30分おくだけ

便器にスプレー

「男性が立ってトイレを使うのをやめれば、壁や床の汚れが劇的に減り、トイレでマンガも読めて一石二鳥」

さらに月1回、トイレのフチにスプレータイプの塩素系漂白剤(※)をかけて約30分おき、流せば黒ずみ汚れもすっきり!

トイレに家事えもん

30分たったらフタをして流します。

暑ーーーい夏。汗をかきながらあちこちゴシゴシ磨くのは重労働ですよね…。便利グッズを駆使して家じゅうを簡単にきれいにするワザ、ぜひ試してみてください。

※塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある洗剤は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。クエン酸や酢など酸性のものと混ぜるのはもちろん、酸性洗剤の直後に使うのも避けて。また、建材や設備機器によって使用できないものが含まれている場合があります。建材や設備機器の取扱説明書、洗剤や漂白剤等の注意書きを確認してから使用してください。各種洗剤を使用する場合は、ゴム手袋などを着用し、換気も行ってください。