昨年の新型コロナ以降、「買い物はネットショッピングが増えた」という家庭も多いのではないでしょうか? いつでも、どこでもボタンを押せば、家の前まで届けてくれるネットショッピングは便利な反面、本当は必要がないものを買ったり、買いすぎてしまうのも悩みの種…。
ESSEonlineでも人気のミニマリスト・筆子さんの最新刊『
』(大和出版)では、買いすぎてしまう行動や思考を変える方法を具体的に提案。そのなかから、とくにネットショップでの衝動買いを防ぐテクニックをご紹介します。
すべての画像を見る(全5枚)無意識に買いすぎてない?「買わない暮らし」のメリット
現在60歳代・カナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さん。
「私も若いころは、頒布会やカタログ通販を利用して洋服や雑貨を買いすぎていました。いろいろ反省や気づきがあって、ミニマルな暮らしをする過程で、
なんです」
〈本当はいらないもの〉とわかっていても、つい買ってしまったり、あとから「これはいらなかった」と反省することも多いもの。無駄なものを買わないために重要なのは「自分の買い方のクセ」を見つけることだと筆子さんは言います。
「いらない物を買ってしまうときは、たいてい『ムダづかい』や『衝動買い』だと思います。この頻度を減らして節約し、必要なものを買ってちゃんと使う生活をするために、まずは買い方のクセを見つけましょう。買い物も生活習慣のひとつなので、人それぞれパターンがあり、よくないパターンを見つけて改善すれば、もっといい買い方ができるようになりますよ」
●自分の買い物パターンの見つけ方
家にあるものは、たいていは自分が買ったもの。そこで自分のもち物の内容や量を調べると、買い物の傾向がわかります。
「ネット通販で買うことが多い人は、買い物履歴が残っているはず。最近のショップ履歴は商品の写真がついていることも多いので、まずは一度見てみましょう。よく買っているものがわかったら、『なぜそれらの品をよく買うのか?』『活用できているのか、活用できてない場合はその理由』を考えてみましょう。理由を考えてみることも、買い物習慣を変えるのに役立ちます」
ネット通販の「衝動買い」を防ぐポイント
では、次にネットショッピングでの衝動買いを防ぐポイントを4つご紹介します。
●ポイント(1) 買い物リストを用意する
実店舗でもネットショップでも、買い物の前に買い物リストをつくっておくことが重要。
「買い物リストを用意してからアクセスすれば、短時間で欲しいものだけを買うことができます。また、目的の商品をカゴに入れたら即会計してサイトを離れる、無目的にだらだらとインターネットを見続けない、といった買い方も心がけてください」