“名もなき家事”のひとつでもある、洗剤やシャンプーなどの詰め替え。もちろん家族もすすんで詰め替えてはくれませんよね。面倒くさい作業なのは皆同じ。
片づけのプロフェッショナルであるライフオーガナイザーの森麻紀さんは「そんな詰め替え作業ですが、ちょっとした工夫で以前よりずっと面倒くさくなくなったなーと感じるようになりました」といいます。今回は、詰め替えボトルや詰め替えパックの選び方について教えてもらいました。
詰め替えボトルやパックは選び方でラクになる
●失敗しにくい注ぎ口のものを選ぶ
第一に、キャップタイプの詰め替え商品を探します。
注ぎ口がぺちゃんこのタイプだとスムーズに出てこなかったり、詰め替え容器の注ぎ口が狭いものだと液体がこぼれやすかったり、といったことがあったからです。注ぎ口が理由で使わなくなった商品もあります。使いにくいと、それだけでストレスのたまる家事になってしまいます。
すべての画像を見る(全6枚)漏斗を使っていたこともありますが、それを出すのも使うのも面倒くさい! と思ってしまい、使うのをやめてしまいました。
キャップがない場合でも、注ぎ口が硬めのタイプも増えていますね。詰め替え用品は日々進化しているので、以前は注ぎ口がぺちゃんこで使いにくかった商品が、キャップつきになっていることもよくありますよ。
詰め替え用に入っている液体がしっかりと使いきれているかも気になる所ですが、ボトルタイプはサイズと組み合わせによっては、こんなこともできちゃいます(笑)。最後まで使いきれて気持ちがいい♪
●大きすぎないサイズを選ぶ
詰め替え用のサイズが大きい場合、確かに金額的にはお得で、エコ視点から見てもいいのかもしれませんが、大きすぎると重くて詰め替えが億劫に感じたり、入れすぎて溢れてしまったりする可能性も。失敗してこぼしてしまったら、それこそもったいないですよね。子どものお手伝いとしても頼みにくくなってしまいます。
ちょうどよいサイズだと、収納スペースを圧迫しないという利点もあります。また、容量がたくさんあると、ついつい使いすぎてしまうなんてことも…。残り少ないとケチって使うので、結果的に節約になりませんか?(笑)
ちなみに、わが家にある詰め替えのサイズでいちばん大きいのはこちら。
1200gサイズです。わが家では自動投入機能付きの洗濯機を使っているので、洗剤をある程度の量まとめて入れてしまいます。
注ぎ口がキャップタイプになっているので、詰め替え用ですがボトルには詰め替えずに、このまま使っています。そのため、これ以上大きいものだと入れるときにこぼしてしまいそうになるのです。
通常の詰め替えサイズよりはお得だけど使いやすい、わが家にとってはちょうどいい大きさがこのサイズでした。
●詰め替えがラクなものを選ぶ
詰め替えに関する便利な商品もいろいろと出ていますね。たとえば、花王の「スマートホルダー(R)」。わが家でも数年お世話になっていますが、本当に助かっています。
詰め替えなのに、ただのつけ替えだけでよくラクラク♪
これまで詰め替え作業なんてしたことのなかった夫でさえも、率先して新しいものと交換してくれるようになりました。小学生の娘にも簡単にできます(子どもの場合、ポンプの入れ替えはあとにした方がよさそうです)。
ボトル容器ではなく、詰め替えをそのまま使うおかげで、最後まで中身が吸引されてスッキリ使い切れるところもお気に入りです。
もし、詰め替えのときにストレスを感じているとしたら、詰め替えや使用中の容器について見直してもいいかもしれませんよ。