ものがたくさんあって、大掃除するのが面倒な洗面所。でもじつは、狭い場所なので意外に時間はかかりません。
家事・掃除・住宅アドバイザー&コラムニストの藤原千秋さんがレクチャーしてくれた、効率的な大掃除の方法を、ESSE読者が試しました。
これで完璧!洗面所の大掃除の手順
鏡や蛇口をみがくのはもちろん、棚の中や小物類、床など、見落としがちなところもこの機会に! 約30分で終了します。
1.収納棚の中身を取り出し、ふく
すべての画像を見る(全9枚)洗面台下の収納棚の中身をすべて取り出します。
「ここは湿気がこもりやすい場所なので、掃除用クロスに消毒用アルコールをスプレーしてふき、除菌してカビ対策を。扉の裏など、すみずみまでよくふきましょう」
2.収納物の裏面をふいて戻す
しまってあった洗剤ストックなどの裏に、ホコリがたまっていたり、液ダレのあとでベタついたりしていることも。
「ここも、消毒用アルコールをつけた掃除用クロスで忘れずふいて、清潔にしてから戻しましょう」
3.小物類をキッチン用中性洗剤で洗う
歯ブラシ立てやコップなどは、中性洗剤とスポンジで洗います。
「細かい部分は、メラミンスポンジを使うときれいになります。万一カビが発生している場合は、洗う前に消毒用アルコールをつけたウエスでふき取ります」
4.蛇口、鏡の順にクエン酸水をスプレーする
蛇口と鏡全体に、水100mlにクエン酸を小さじ1/2ほどを溶かしたクエン酸水をまんべんなくスプレーして、歯みがき粉や石けんカス、水アカなどのガンコな汚れをゆるませます。
「放置時間は数分でOKなので、汚れ落としをする順番にスプレーして。クエン酸水を使うときは、パイプ用洗剤や塩素系漂白剤の使用は危険なので避けましょう」
5.蛇口を歯ブラシでこすり洗いする
蛇口を古歯ブラシでこすり、汚れを落とします。
「蛇口の先を引き出せる場合は、ノズル部分にもクエン酸水をスプレーし、古歯ブラシでこするときれいに」
仕上げに水ぶきし、乾いた掃除用クロスでふき上げます。
6.鏡の水気をクロスでふき取る
乾いた掃除用クロスで、鏡についた汚れをこすり取るように水気をふき取り、磨きましょう。
「上の方から左から右(左利きの人は右→左)に向かって一方向にふき、少しずつ下にずらしていくと、ピカピカに」
7.洗面ボウル全体をこすり洗いする
洗面ボウルは全体をスポンジで軽く洗います。
「汚れが気になる部分は、メラミンスポンジを使うとツルツルにきれいになりますよ」
最後は乾いた掃除用クロスでふき上げて。
8.セスキ水で床を水ぶきする
洗面所は素足で歩くことも多く、床が皮脂汚れなどで黒ずんでいることも。掃除用クロスにセスキ水をスプレーしてふくと、きれいになります。
「黒ずみ汚れなどが落ちにくいときは、メラミンスポンジにセスキ水をスプレーしてこすると効果あり」
※クエン酸など酸性のものと、塩素系漂白剤、パイプ用洗剤など「混ぜるな危険」の表示がある洗剤を混ざると有害なガスが発生し、命にかかわります。絶対に避けましょう