水まわりの掃除は少しサボるとすぐ汚れてしまうため、「苦手」「あまりやりたくない」と思っている人は多いのではないでしょうか。洗剤を場所や用途別にたくさんストックするのも大変ですよね。
「水まわり掃除は洗剤ひとつですませています」と話すのは、整理収納コンサルタント須藤昌子さん。お掃除テクや洗剤の選び方について、詳しく教えていただきました。
洗剤の数を減らすテク。洗面ボウルの汚れは浴室用の洗剤で落ちる!
須藤さんは1本の洗剤で水まわりの汚れをカバーしています。
「浴室も洗面所も、汚れの種類は水アカ、皮脂の汚れ、石けんカスです。汚れのもとが同じなら、洗面所掃除に浴室洗剤を使ってもきれいに落ちてくれますよ」
愛用しているのは、ボトルのデザインがシンプルなもの。
「これはマジックリンですが、ボトルがシンプルで、パッケージをはがせば透明に。これならわざわざ詰め替えなくても、たとえ出しっぱなしにしていてもうるさくありません」
●洗面所はスプレーして雑巾&クロスでふくだけ
須藤さんによると、洗面所は朝使うときのタイミングでささっと掃除してしまえば、汚れはたまりにくいそう。
「根がズボラな私ですが、元気な朝に水まわり掃除をすませてしまえば、それほど苦になりません。ほんの2、3分で終わるので、ずっと続けられています」
須藤さん流の洗面所掃除はとてもシンプル。洗剤を洗面ボウル全体にスプレーし、雑巾でふき掃除していきます。
ボウルをふく流れで蛇口も掃除していきます。
「スルスルっと雑巾を滑らせるだけ。こまめに掃除していれば、こすり洗いしなければ落ちないようなガンコな汚れはついていません」
洗剤を水で洗い流したら、水分をふきとっていきます。
「洗剤で洗うだけでも十分きれいになりますが、私は固く絞った雑巾でふき上げています。この一手間でカビや水アカ汚れがつきにくくなりますよ」
最後にクロスで鏡をきれいに! 使っているのはダイソーの窓ガラス・鏡おそうじクロスです。
「簡単にピカピカになり、繊維残りがまったくない優秀アイテムです。このクロスは家じゅうの鏡ふきやグラスふきなど、いろいろな場所で活躍しています」
所要時間はものの3分。浴室はすぐ隣なので、洗剤の出し戻しもラクラクです。
●〇〇用洗剤は不要!用途を兼ねる万能洗剤があればいい
世の中には場所や用途に合わせてさまざまな洗剤が販売されています。
「でも私は〇〇用、という洗剤を買うことはほぼありません。名前に惑わされず、汚れの種類を見極めてそれに合う洗剤を家じゅうで使っているからです」
須藤さんによると、洗剤の数を絞り込むとメリットがたくさん!
「あれこれ買わずにすむので節約になりますし、なにより管理がラクです。場所別にいろいろ持っているとストックを把握するだけでも大変ですよね。数を絞ればストック収納スペースも必要ありません」
水まわりの汚れは洗剤1本でできるだけ簡単に、ちょこちょこ掃除が一番。みなさんも参考にしてみてください。