天気のよい日は布団を干したくなりますが、みなさんはどのような干し方をしているでしょうか?
「布団の干し方はよく相談される悩みのひとつ。ベランダの手すりに直接布団を干すことに抵抗がある人は多いのではないでしょうか」と話すのは、暮らしのプロ・ライフオーガナイザーの高田舞子さん。
ここでは、布団の天日干しがぐっとラクになる干し方と便利アイテムを高田さんに教えてもらいました。
手間のかからない布団の干し方。おすすめの便利アイテムも紹介
花粉の時期は外に干せないので私も布団乾燥機に頼りっぱなしですが、梅雨があければ、定期的に布団を干しています。天気のいい日、短時間干すだけでふかふかに。やっぱり天日干しは魅力的。
今は景観や危険性などの観点から、手すりに布団や洗濯ものを干してはいけない物件もあると思いますが、マンション暮らしのわが家で使っている布団干しアイテムについてご紹介します。
●基本のルールはシーツをつけたまま干す
私は「それだけにしかつかえない」専用アイテムを持つことは避けたい派。できるだけものを持ちたくないからです。
基本はシーツをつけたまま干し、引き上げた際にシーツを外して洗濯するという手順で布団を干しています。そうすれば、手すり壁の汚れが布団に付着するかもという不安を取り除けますし、シーツの替え時に干して洗濯する、というルールなので手間もかかりません。
●布団干しシートなる、専用のアイテムを使ってみた!
基本のルールはありつつ、布団干しの選択肢を増やしてみようと、専用のシートを購入してみました。
その使い方は単純で、シートを外壁に直接垂らし、その上に布団を干すというもの。
すべり止め用のネット部分や、シート裏側には固定用のマジックテープもあります。わが家のベランダは壁のみの手すりですが、アイアン製の手すりの場合はテープで固定できてより安心です。
シートの上に干すので、抵抗なく布団を干すことができ、気持ちもスッキリ!
●袋型のアイテムもある!
さらに、袋状のアイテムも試してみました。カインズのその名も「ふとん干し袋」。
開口部分は大きく、布団の出し入れも簡単です。
ファスナーを閉じると、完全に包まれた状態で干すことができます。花粉やホコリを防いで安心ですね。
色味は熱吸収のいい黒、素材は通気性のいい不織布。2時間程度干すだけでもしっかり乾燥できますよ。
袋に入った状態で布団を取り込み、中から出します。さらに掃除機で布団の表面を吸い取るとホコリを取り除くことができて、より効果的かもしれませんね。
天候や時間の有無もかかわりますし、家族が多ければ多いほど布団のメンテナンスは悩みの種。
干すたびに専用のシートや袋を使うのは手間が増えますが、時間に余裕のあるときは専用アイテムを使ってしっかり干すなど、天日干しにも工夫を凝らすと選択肢が増えます。乾燥機や室内干しアイテムも使いながら、自分に合った方法で臨機応変に布団メンテナンスができるといいですね。