最近、友人と話していると、「急に夫が美容に関心を持ち始めた」という人がちらほら…。夫がきれいになってくれるのも、一緒に盛り上がれる話題が増えたのもうれしいけれど、いったいなぜ?
すべての画像を見る(全4枚)そこで、「アスタリフト」と「アスタリフト メン」を展開する、富士フイルムの商品開発・ブランド推進本部の化粧品グループ・楠田文さんと、ブランドマネージメントグループ・藤谷知世さんにお話を伺いしました。
身だしなみを気にするのは男女ともに同じ!
2020年に男性向け化粧品ブランド「アスタリフト メン」が誕生し、女性向け化粧品も9月に「アスタリフト オプミー」という新ブランドを立ち上げ、ますます化粧品事業に力を入れている富士フイルム。新商品の開発には常に時代のニーズを捉えているようです。
●普段鏡を見ないからこそ気になる、オンライン会議の「自分の顔」
「自宅で仕事をすることが増え、オンライン会議が一般的になったことで、美容を意識する男性が増えているようです」と語るのは藤谷さん。
「オンライン会議って、自分の顔も映る場合が多いですよね。とくに、普段はあまり鏡を見ない男性も、自分の肌と向き合う機会が自然と増えます。そうすると、自身の容姿に対しての意識がさらに高まったのではないでしょうか」(藤谷さん)
実際に、スキンケア自体は市場がそれほど縮小しておらず、とくに男性向けの化粧品はとても好調だそうです。一昔前は「男性が化粧品?」という風潮がありましたが、現在ではそのような意識も過去のもの。2000円以上の価格帯の化粧品ラインもとても人気なんだとか。
「時代とともに男性の美意識も変わり、国内の男性スキンケア市場も2013年から2015年の3年で10%伸長しています。なかでも、エイジングケアに対する需要は際立って増大しているんですよ。わが社も2020年度は対計画180%という好調な販売です」(藤谷さん)
「男性が化粧品を手に取る機会も増えています。実際にお話すると、写真フィルムを製造する会社として設立された富士フイルムが、そのあたりの技術がどう化粧品に生かしているのかという話などを、面白く聞いてくれますね」(楠田さん)
●普段化粧品を使わない男性ほど、化粧品の効果を実感しやすい!
もともと、夫婦で「アスタリフト」のスキンケアシリーズを愛用しているという男性も多かったそう。
「もともと奥さまがご愛用されていたアイテムをご夫婦でお使い頂くというケースが多いようです。肌の角層を整えるジェリー状先行美容液『ジェリー アクアリスタ』も、とても好評でしたね。男性はひげそりをすることもあり、角層が物理的にはがされて乱れやすい。『ジェリー アクアリスタ』はリッチに配合されたセラミドでそこをしっかり整えてくれるので、普段化粧品を使わない男性ほど、効果をご実感頂いているように思います」(藤谷さん)
そういった愛用者から男性の肌に特化したシリーズの展開を希望する声を受け、2020年に富士フイルムから男性向け化粧品「アスタリフト メン」が誕生しました。
「日焼けやシェービングによって、日常的にダメージを受けやすい男性の肌のために、年齢に応じた健康的な肌に導く男性用スキンケアシリーズの展開を始めました。女性に比べ、日焼けやシェービングで乾燥しがちな男性の肌を整えるために抗炎症成分“グリチルリチン酸2K”を取り入れています。また、男性の肌は油分と水分のバランスが乱れがち。そういった肌の調子をよく整え、肌荒れしにくい健やかな肌へ整えられるように“ヒオウギエキス”も配合。また、シトラスグリーンのさわやかな香りも特徴です」(楠田さん)
今後も増えていくであろう、美容に対する男性の多様化するニーズに応えていきたい! と、2人とも強い意欲を見せてくれました。
●高保湿と持続性を両立した、注目の時短新商品
そして、日々仕事や家事に追われて忙しい女性のために誕生したのが、シンプルなステップで効果的なスキンケアを実現する「アスタリフト オプミー」シリーズ。まずは第一弾として、うるおいが一日じゅう続くオールインワンタイプの高保湿持続ジェルが9月1日に発売されました。
「本当にシンプルな機能で、効率的なケアができます。保湿効果を追求した結果、コラーゲンを主成分にすることにたどり着きました。コラーゲンをぎゅっと凝縮したピュアコラーゲンをたっぷりと入れています。オールインワン化粧品は高保湿でも持続しなかったりベタついてしまったりする商品も多いなか、わたしたちの技術で高保湿ながら、しっかり持続することやベタつかないことにこだわって開発しました。普段使いのオールインワン化粧品としても、特別な日のためのスペシャルケアとしても使えるアイテムです」(楠田さん)
「いろんな形でライフスタイルに取り入れやすいので、忙しい朝にパパっと使ってもらうのにもおすすめですよ」(藤谷さん)