50代の皆さん、自宅にある音楽CDを最後に聴いたのはいつですか? 最近はストリーミングサービスが一般化して、音楽や映画をディスクなしで楽しむことが増えました。
「使用頻度を重視すると“CDやDVDなどは全捨て”とおすすめされることもありますが、『もったいない』『いつか聴くかも』となかなか手放せないですよね」というのは、ライフオーガナイザーの下川美歩さん。
今回は、音楽CDを手放すきっかけになるCDレコーダーを試してみてくれました。
スマホに音楽をまとめられるCDレコーダーでCD整理
アラフィフの私もストリーミングサービスを愛用中。外出先でも自宅でも、スマホとイヤホンで音楽を聴いています。
すべての画像を見る(全9枚)手元にある音楽CDは、中高生のころに買った数枚だけ。この数年は、その数枚でさえCDプレーヤーで聴くことはありませんでした。
ところが最近、ストリーミングサービスで配信されていない楽曲が聴きたくなり、久々に新しく音楽CDを購入しました。スマホに取り込みたいけれど、私のパソコンにはCDドライブがついていません。
そこで、見つけたのがアイ・オー・データの「CDレコ」。パソコン不要で直接スマホに音楽CD取り込めるCDレコーダーです(1万円前後)。
私はDVDも見たかったため、CDレコとしても使えるDVDレコーダー「DVDミレル」という機種を購入しました(2020年モデル・1万2400円前後)。
このCDレコのおかげで、新しいCDだけでなく思い出の品として眠らせていたCDもスマホに取り込むことができ、いつでもどこでも聴けるようになりました。
●CDレコならパソコン不要でスマホに取り込める
使い方は簡単です。スマホにCDの取り込み・再生に使う無料のアプリ「CDレコミュージック」をダウンロードして、CDレコ本体とスマホを接続すれば準備完了。
スマホとの接続は、Wi-FiモデルならWi-Fiでスマホと繋ぐだけ、ケーブルモデルなら付属のケーブルでCDレコを直接スマホに挿し込むだけです。
CDレコ本体の操作は、ディスクの出し入れのみ。専用アプリのCDレコミュージックから取り込みや設定を行います。画面がとてもシンプルなので迷うことはありません。
10曲入りのアルバムを取り込むのにかかる時間は、5分程度。ネット環境があればタイトルや歌詞を自動で取り込めるので、つきっきりでなくても大丈夫でした。
●専用アプリとスマホの空き容量は要注意!
取り込んだ音源を再生できるのは、専用のCDレコミュージックのみ。元々スマホに入っている音楽再生アプリでは再生できません。
とはいっても、CDレコミュージックはiPhone、Android両方のスマホに対応した無料アプリ。すでにスマホに取り込んであるiTunesの音楽ファイルや、Androidスマホに保存されている音楽ファイルもすべて再生することもできるので、今のところ困ることはありません。
直接スマホに取り込むため、スマホ自体に空き容量が必要です。初回盤や期間限定盤があるアルバムでは、同じ曲が重複しないように取り込んでスマホ容量を節約しています。
●音楽CDの要不要を見直すきっかけに
「CDレコ」のおかげで、新しいCDだけでなく、何年も聴いていない音楽CDもスマホにまとめることができ、いつでもどこでも楽しめるようになりました。
バックアップ機能があるので、スマホを買い替えても音楽CDから取り込み直す必要はありません。あらかじめDVDにデータを保存しておき、そのデータから復元するだけ。音楽CDを手元に持っておく必要はありません。
データ化していつでも聴くことができるなら、音楽CDを手放しても大丈夫。
それでも手放せないなら、それは音源というより「思い出」や「宝物」ですよね。大切に残しておいてもいいけれど、そこで聴くのでなければリビングのような毎日使う場所に置く必要はありません。
わが家のリビングの一角には、250枚以上の夫の音楽CDが並んでいます。ホコリをかぶっているたくさんの音楽CDも、データ化することで減らせるかもしれません。
CDレコでスマホに取り込んで、本当に聴きたいのか、音源のデータがあれば満足なのか、CDという形で手元に残したいのかを考えるお試し期間をつくるのもよさそうです。