74㎡、3LDKのマンションをフルスケルトンにして間取りを再構築。ゆったりとした玄関土間やウォークインクローゼットを備えた1LDKに。そんなリノベーション事例を紹介します。 ヘリンボーン貼りの床と躯体現しの天井をベースに、漆喰風のクロスやキッチンのオープン棚などを組み合わせてコストダウン。そのうえ、DIYもしたという、住まい手のNさん夫婦。「こだわったポイントを挙げたらキリがない」というおふたりの住まいにおじゃましてみました。

LDKと寝室をつなぐ大きな室内窓
部屋数を少なくし、LDKをゆったりと確保
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空間デザイナーの夫のこだわりを詰め込んで

植物もステンレスキッチンも似合うヘリンボーン貼りの床

ヘリンボーン張りの床が特徴的なN邸のLDK。漆喰のような質感のクロスや、躯体コンクリート現しの天井を組み合わせ、植物が似合うラフな空間に。

 

バイブレーション仕上げのオールステンレスキッチン

LDKの中心には大きなアイランドキッチンを配置。サンワカンパニーのオールステンレスキッチン「グラッド45」を指定しました。天板部分のみバイブレーション仕上げにしてあります。

「少し値は張るけど、全面バイブレーション仕上げにしてもよかったかも」(夫)

キッチン背面の壁は、ベンジャミンムーアの塗料を使って、夫婦でDIYで仕上げました。背面収納はすべてオープン棚にすることで、ストレスなくコストカットを実現。ふたりでキッチンに立ったり、すれ違ったりしやすいよう、通路幅はゆったりめに確保。

また、キッチンの窓際にある出窓をうまく活用し、ベンチを造作しています。

 

光と風を通す室内窓&ガラス入りリビングドア

窓際に立つと、LDKから玄関まで一直線に見通せるプラン。リビングと廊下をつなぐドアは全面がガラスになっているので、ドアを閉めても玄関まで光がしっかり届きます。

 

【この住まいのデータ】

  • ▼家族構成
    夫37歳 妻29歳

    ▼リノベを選んだ理由
    空間デザイナーの仕事をしている夫は、デザインやインテリアへのこだわりが強く、家を買うなら自分の好きなように手を加えたい、という気持ちが強かったから。

    ▼住宅の面積やコスト
    専有面積/74.38㎡ 物件価格/3900万円 工事費/1600万円(税・設計料込み)