74㎡、3LDKのマンションをフルスケルトンにして間取りを再構築。ゆったりとした玄関土間やウォークインクローゼットを備えた1LDKに。そんなリノベーション事例を紹介します。 ヘリンボーン貼りの床と躯体現しの天井をベースに、漆喰風のクロスやキッチンのオープン棚などを組み合わせてコストダウン。そのうえ、DIYもしたという、住まい手のNさん夫婦。「こだわったポイントを挙げたらキリがない」というおふたりの住まいにおじゃましてみました。
すべての画像を見る(全13枚)
空間デザイナーの夫のこだわりを詰め込んで
ヘリンボーン張りの床が特徴的なN邸のLDK。漆喰のような質感のクロスや、躯体コンクリート現しの天井を組み合わせ、植物が似合うラフな空間に。
LDKの中心には大きなアイランドキッチンを配置。サンワカンパニーのオールステンレスキッチン「グラッド45」を指定しました。天板部分のみバイブレーション仕上げにしてあります。
「少し値は張るけど、全面バイブレーション仕上げにしてもよかったかも」(夫)
キッチン背面の壁は、ベンジャミンムーアの塗料を使って、夫婦でDIYで仕上げました。背面収納はすべてオープン棚にすることで、ストレスなくコストカットを実現。ふたりでキッチンに立ったり、すれ違ったりしやすいよう、通路幅はゆったりめに確保。
また、キッチンの窓際にある出窓をうまく活用し、ベンチを造作しています。
窓際に立つと、LDKから玄関まで一直線に見通せるプラン。リビングと廊下をつなぐドアは全面がガラスになっているので、ドアを閉めても玄関まで光がしっかり届きます。
【この住まいのデータ】
-
▼家族構成
夫37歳 妻29歳▼リノベを選んだ理由
空間デザイナーの仕事をしている夫は、デザインやインテリアへのこだわりが強く、家を買うなら自分の好きなように手を加えたい、という気持ちが強かったから。▼住宅の面積やコスト
専有面積/74.38㎡ 物件価格/3900万円 工事費/1600万円(税・設計料込み)