愛犬たちと快適に暮らすために、築浅のマンションをリノベーションした小池さん。3頭のフレンチブルドッグと暮らしています。滑りにくいフロアタイル敷きの床、ペット用カートが出し入れしやすい玄関土間、遊び場にもなる広々としたバルコニーなど、愛犬たちの過ごしやすさや安全性に配慮。愛犬たちも家族も、みんなが心地よい空間を実現しました。さっそく見せていただきましょう。
すべての画像を見る(全16枚)フラットで開放的だから愛犬も家族ものびのび!
LDKは愛犬たちのために極力家具を置かないようにしてスッキリとさせています。テレビは壁付けにし、コード類を壁の中に隠しているので安心です。
また、床は滑りにくいフロアタイルを敷いてフラットに。年を重ねて日々の散歩がつらくなってきた愛犬たちにとって、LDKは格好の運動の場となりました。
LDKに隣接していた洋室の壁を撤去し、リビングスペースを広げました。造作したデスクでは、長女が勉強をしたり夫が作業をしたりするときに活用しています。
バルコニーに出ると、開放的な空間が広がります。室内とフラットにつながるので、愛犬たちの出入りもスムーズ。アウトドアリビングのような雰囲気です。
愛犬と家族を見守れる、清潔感あふれるキッチン
換気扇や冷蔵庫などを白で統一した、清潔感あふれるキッチン。
キッチンの床は、ヘリンボーン柄のフロアタイルに。すべりにくく、メンテナンスがしやすいというメリットがあります。
キッチン背面には室内窓を設け、隣のドッグルームをのぞけるように工夫されています。
【この住まいのデータ】
▼家族構成
夫40代 妻40代 長女
▼リノベを選んだ理由
使いにくかった開き戸を引き戸に替えることへの検討を機に、愛犬を含め家族全員に最適な環境をつくりたい、とリノベーションをスタート。
▼住宅の面積やコスト
専有面積/70.34㎡ 工事費/858万円(税・設計料込み)
玄関土間の隣にドッグルームを。快適&安全に暮らす工夫がいっぱい
玄関はペット用カートのまま入れるよう、ゆったりとした土間仕様に。玄関土間の隣にはドッグルームがあります。間仕切りがないので、出入りがスムーズ。
玄関土間には空気清浄機を設置できるスペースを確保。リビングから玄関までしっかり風が流れるよう間取りや仕切りの配慮をしたうえで、空気清浄機も活用しています。
巾木は傷や汚れに強いビニール製のものに、コンセントは高い位置に移動しました。
ドッグルームには、動作検知機能付きのモニターカメラ「Furbo」を設置。共働きの夫妻が日中不在にしても、室内の状況が分かるので安心です。
洗面室の床もフロアタイルに。造作した洗面台は収納もたっぷり。
寝室のベッドは愛犬たちも一緒に寝られるように、やや低めのものを採用しています。
家のどこにいても家族と愛犬の気配を感じられる小池邸。フルフラットかつ滑りにくいフロアタイル敷きのLDKで、みんながのびのびと安全に暮らせるようになりました。
間取り(リノベーション前後)
リノベーション前
リノベーション後
設計・施工/SHUKEN Re
社内に不動産部門を持ち、リノベ向きの中古物件探しからワンストップでの依頼が可能。多彩なプランナーによる高い提案力にも定評がある。自社施工なので、施工体制やアフターメンテナンスも万全。自社の家具工場もあるため、オリジナリティのある造作家具を比較的リーズナブルに実現できる
撮影/小川 聡 ※情報は「リライフプラスvol.39」取材時のものです