暑くなると手づくりカレーが食べたくなりますね! そこで今回は、ルウを使ったカレーとはまた違う、エスニックな味わいが人気のスパイスカレーを紹介します。
すべての画像を見る(全7枚)おうちでつくる「バターチキンカレー」。簡単なのに本格的な味わい
レシピを教えてくれたのは、元東大院生でスパイス料理研究家の印度カリー子さん。
スパイスカレーというと、使い慣れないスパイスをたくさんミックスさせないといけない…ハードルが高い…と思っていませんか? 安心してください、印度カリー子流はたった3つだけ。なのに本格的な味わいなのです。
スパイスカレーの3つの要素は、
・具材・グレイビー(スパイスカレーの素となるもの)
・ベース(カレーを煮るときの水分で、水や牛乳、ヨーグルト、生クリームなど)
具材とベースの組み合わせしだいで、無限大のスパイスカレーがつくれるのです。
さっそくつくっていきましょう!
スパイスカレーに必要なのはこれだけ!
【材料】
・具材(肉や魚、野菜など好みのもの、食べやすい大きさに切る)400g目安
・タマネギ(みじん切り) 1個
・トマト(みじん切り) 1個
・ニンニク(みじん切り) 1かけ
・ショウガ(みじん切り) 1かけ
・サラダ油 大さじ1
・塩 小さじ1
・好みのベース
・スパイス(パウダー)
ターメリック 小さじ1
クミン 小さじ1
コリアンダー 小さじ1
【基本のつくり方】
<STEP1>グレイビーをつくる (1) タマネギを炒めるフライパンにサラダ油を弱火で熱し、ニンニク、ショウガを1~2分炒める。香りがたったらタマネギを加え、強めの中火で焦げ茶色になるまで約10分炒める。
(2) トマトを加えるトマトを加えて1分ほど炒め、くたっとしたらヘラなどでつぶす。中火にし、水けがなくなるまでさらに炒める。
(3) スパイス、塩を加える弱火にしてターメリック、クミン、コリアンダー、塩を加え、1分ほど炒める。ムラなく混ざったらグレイビーのできあがり。
<STEP2>好みの具材を加える具材、水(必要なら)を加えて煮る、もしくは炒める。
<STEP3>好みのベースを加えるベースを加えて混ぜ合わる。味をみて、たりなければ塩ひとつまみを加える。
これが基本ステップです。
では、これをベースに、人気のバターチキンをつくってみましょう。
●バターチキンカレー
バターの風味とほどよいコクがたまらないおいしさ。
【材料(4人分)】
・鶏モモ肉(大きめのひと口大に切る) 400g
・グレイビー[タマネギ(みじん切り)1個 トマト(ざく切り)1個 ニンニク(みじん切り)、ショウガ(みじん切り)各1かけ サラダ油大さじ1 塩小さじ1 ターメリック、クミン、コリアンダー各小さじ1 水、生クリーム各100ml]
・バター 10g
【つくり方】
(1) グレイビーの材料を使い、「基本のつくり方」のSTEP1~3を参照しながらカレーのもととなるペーストをつくる。
(2) グレイビーができたら鶏肉、分量の水を加えて火にかける。煮立ったら弱火にしてフタをし、10分ほど煮る。
(3) 生クリーム、バターを加えて混ぜ、火を止める。味をみて、たりなければ塩ひとつまみ(分量外)を加える。好みで生クリームをかけても。
いかがでしたか?
ESSE8月号では今回紹介した以外にも、人気のキーマカレーやエビカレー、サバカレーなどさまざまな種類のスパイスカレーをご紹介。
この夏は、印度カリー子流でスパイスカレーデビューしましょう!