気温や湿度が上がり、カビが気になる季節。カビが発生しやすい場所は家のあちこちにありますが、今回はとくに気になる浴室ドアパッキンのお掃除とカビ予防を、お掃除研究家のおそうじペコさんに教えてもらいました。
すべての画像を見る(全11枚)ドア周辺はカビ発生ポイント
カビの発生原因は
「温度」「湿度」「汚れ(カビの養分)」です。浴室内はもちろんですが、ドア枠にも水気がついて湿気がたまりやすくなっています。そこへ洗濯物や脱衣の際のホコリなど細かい汚れが入り込み、カビやしつこい汚れが発生してしまうのです。
ドア枠やパッキンなどの細かい場所の汚れは日常のお掃除ではなかなか取り切れません。しっかり掃除をしてカビ対策をしておくと安心です。
●すみまでキレイになる浴室ドア枠のお掃除方法
浴室ドア枠とパッキンの上手なお掃除方法をご紹介します。
細かい溝に溜まった汚れを上手に取り除くこと、傷をつけないようにすることがポイントです。
(1) 細かいホコリをハケで取り除く
まず100円ショップで売っているペンキのハケを使ってドア枠やパッキンにたまった細かいホコリを掃き出します。ぞうきんでは取り切れない角のホコリも、ハケの毛先を使うと上手に取ることができます。
(2) 中性洗剤をスプレーする
住宅用中性洗剤をスプレー後5分ほど放置します。放置することで取り切れなかった汚れに成分が浸透して落ちやすくなります。
(3) 「すみっこぶらし」でこすり落とす
洗剤成分で汚れが浮いてきたところで、セリアの「すみっこぶらし」を使って落としていきます。
極細のナイロンブラシがついたすみっこぶらしは、傷がつきにくくパッキンの溝やドア枠などの細かい場所の汚れを上手に落とすことができる便利なアイテムです。
※フッ素樹脂加工、プラスティック、漆器など傷つきやすい素材には使用しないでください。その際はぞうきんを代用してください。
洗剤成分をぞうきんでしっかりふき取り完了です。パッキンの溝にこびりついた汚れもすっきり落ちました。
(4) こんなところにも
すみっこぶらしの柄はヘラになっているので、ぞうきんをあててドア隙間のホコリや手が届きにくい高い溝にたまった汚れのお掃除にも役立ちます。
●掃除後の汚れとカビ予防対策
キレイにお掃除をしてもホコリ汚れはすぐにたまります。汚れが溝に入らないように対策をしておきましょう。ダイソーの「カビ汚れ防止マスキングテープ」を使用します。
普通のマスキングテープでもよいですが、このアイテムは「防カビ剤入り」なのでオススメです。
コツは、ホコリが入りやすい溝の上をカバーするように貼ることです。汚れてもテープの上をサッとふき取ればホコリがすぐに除去できます。
テープの端を折り返しておくと簡単に剥がすことができます。
長期間貼ったままにすると湿気がこもってテープの下でカビが発生してしまいます。表面から見て汚れが見え始めたら、掃除をして新しいものに貼り替えましょう。
【まとめ】
ドアの掃除はしていても、パッキンや枠までは丁寧にふき取っていないことが多いと思います。凸凹がある場所にはホコリあり! そしてホコリと湿気が結びつくとカビ発生の黄色信号です。パッキンに生えたカビはなかなか除去できません。生える前に予防することが大事です。ぜひ、早めに対策してみてくださいね。