Cさん夫妻は、築46年のマンションの最上階を購入。居室スペースと同じくらいの広さのある、ルーフバルコニーには、ホームパーティも開けるデッキテラスが出現!ダイニングテーブルと連続するキッチンでは、料理をつくったり、食事をしたり、絵本を読んだり…。1か所でなんでもできる、心地よい場所ができました。
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キッチンの外に広がるルーフバルコニーではホームパーティも!1か所でなんでもできるダイニングテーブルと一体化したワンストップキッチンリビング横の小上がりの先は、コンパクトにまとめたプライベートスペース玄関には可動式のオープンな収納棚を。ベビーカーもそのまま入れる広さキッチンの外に広がるルーフバルコニーではホームパーティも!
玄関をあけるとすぐ目に入るのは、キッチンとひとつながりになっているダイニングテーブル。買い替えたばかりだったという無垢材のダイニングテーブルを生かすために、天板をカットしてモルタルに埋め込んでいます。ダイニングスペースの先にはルーフバルコニーが広がります。
居室とほぼ同じくらいという広さのルーフバルコニーには、一部にウッドデッキをつくりました。天気のいい日にはここで食事をしたり、ゲストを呼んでホームパーティをしたりと大活躍しています。
1か所でなんでもできるダイニングテーブルと一体化したワンストップキッチン
ダイニングテーブルと連続するキッチンはオリジナル。キッチンの部分だけ床を下げることで、天板の高さを揃え、長さを強調しています。
キッチンの反対側はオープン棚にして、長女の好きな絵本を飾りながら収納しています。
キッチンの背面にある冷蔵庫は、コンロとシンクのちょうど中間くらいに位置していて、「コンロとシンク、冷蔵庫を三角形に配置し、使いやすくしています」と設計担当のブルースタジオ・石橋昂生さんは話します。
「たしかに、1か所でなんでもできちゃう!」と妻もその使いやすさを実感している様子。
リビング横の小上がりの先は、コンパクトにまとめたプライベートスペース
キッチンの奥に見える格子窓の向こうはキッズスペースになっています。
南向きでいちばん日当たりがいいこの空間。はじめは書斎にしていましたが、今では長女の遊び場に。キッチンに立っていても、子どもの様子が見えて安心できるのだそう。
キッチンの正面には夫の書斎スペースを設けました。引き戸を閉めると壁と一体化する、秘密基地のような空間に。
リビングのアクセントになっているブルーの壁は、夫妻のDIYによるもの。ポーターズペイントのワークショップにも参加して学びました。リビングの壁に使用したのは「ホエールウォッチング」という色。
その壁の向こうには、ウォークインクローゼット付きの寝室があります。左側の引き戸からは寝室側、右の通路からはウォークインクロゼット側に入れるようになっています。
「最低限の広さにした」という畳敷きの寝室は小上がりになっていて、今はここで家族3人で布団を並べて寝ています。
小上がりになっているので階段も設けました。リビング、ウォークインクロゼット、寝室へとぐるりと回遊できる便利な動線です。
玄関には可動式のオープンな収納棚を。ベビーカーもそのまま入れる広さ
ゆったりとした玄関土間には可動式のオープン棚を設けたので、ベビーカーなどもそのまま入れられて便利です。
オープン棚には家族3人のお出かけグッズが仲良く並んでいます。
玄関に面したトイレは、まるでおしゃれな飲食店のような雰囲気。トイレの壁もDIYで、ポーターズペイントの「さくらねず」という色を夫が塗りました。
LDKからアクセスする広々としたユーティリティスペースは、開口部が南向きなので部屋干しに便利。
洗面カウンターにもゆとりがあり、アイロンがけもできるようになっています。アイロン台を入れるためのスペースも設けました。
新居に引っ越すのを機に、デザイン性と機能性を兼ね備えた家電を買い揃えたというCさん夫妻。洗濯機はパナソニックの「キューブル」をチョイスしました。
リノベーションを振り返って、「オリジナルキッチンは、デザインだけでなく使いやすさも重視されていてすごく使いやすい」と妻。多機能で使い勝手のいいワンストップキッチンに大満足のCさん夫妻でした。
設計/ブルースタジオ
撮影/山田耕司
※情報はリライフプラスvol.33掲載時のものです