千葉県船橋市に建つ築38年、専有面積81.86平米の中古マンションを購入した西さん夫妻。工事費1350万円(税・設計料込み)でリノベーション後、暮らし始めました。「広くておしゃれな家を」という希望を叶えたのは、中古×リノベのワンストップサービスに特化したリノベ不動産。マンションの築年数に対する考え方やローンのことなど、丁寧な説明に安心できたそう。アパレルショップのような玄関土間のある、夫妻の思いがこもった新居です。

リビング
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目次:

躯体現しの天井やフローリングはマストアパレルショップのような玄関土間

躯体現しの天井やフローリングはマスト

キッチン

以前は都心に近い賃貸マンションに暮らしていましたが、夫妻でこれからのことを話す中で「50歳になったら地方へ移住したい」と思うように。
試しに、その50歳まで同じマンションで家賃を払い続けた場合の金額を計算してみたところ、2500万円にもなったそう。

この大きな金額が家の購入のきっかけになったと同時に、住み替えのための総予算にもなりました。

リノベの予算は物件購入額を差し引いた1100万円程度で、最初の見積もりは予算に近い数字だったとか。けれども、増額してでもこだわりたいところがあったといいます。

ダイニング

まずは、妻が夢だったという躯体現しの天井。既存の天井をはがしてみたところ表面を整える必要があることが分かり、追加工事となりました。

夫は「本物は感触も違いますから」と上質な素材を希望。たとえば、8畳の和室を取り払って大空間へ変更したLDや、寝室の床はナラ無垢フローリングに。

キッチン

友人を大勢招いて食事を振る舞うことも多い西さん。料理をする夫のこだわりから、キッチンにはサンワカンパニーのオールステンレスキッチン「グラッド45 」を採用しました。

躯体現しの天井と白い壁、素材は木やステンレスを用い、黒で引き締める、という統一したテーマが家全体に徹底されています。

キッチン

キッチンに隣接する浴室からは、キッチン越しに外の景色を楽しめるように内窓を設置。脱衣室には猫のトイレがあるため、猫用のトンネルもつくりました。

水回り

「プラスチック(FRP)は避けたい」(夫)と浴室は在来工法をチョイス。床にはキッチンと同様に磁器質タイルが使われています。コストバランスをはかる目的もあって洗面所をつくらなかったため、トイレには手洗い器を設置しました。

アパレルショップのような玄関土間

エントランス

2つあった個室のうち、玄関側の個室を丸ごと使って広い玄関土間に変更。服や靴、鞄などをディスプレイするように収納したされていて、圧巻!
「アパレルショップをイメージしました」という妻の言葉そのものの空間です。アイアンのハンガーパイプはtoolboxのもの。

正面は寝室、左側はLDKの入り口になっています。

ホール

LDK 入り口にはガラスドアを採用することで視界の広がり、さらに、家全体のつながりを演出しました。

土間

土間はLDK内部まで続き、実質的な玄関であり、夫のワークスペースにもなっています。土間とフローリングは、公私を分ける役割も果たしているわけです。

寝室へ行くには玄関ホールを経由する必要があるため、直接寝室へ行き来できる猫用トンネルもつくられています。

寝室

空間のつながりが感じられるよう、寝室には内窓を設置。ドアはLDK入り口と同様のガラスですが、ブロンズ系のフレームを選び、外からは見えにくくなっています。

工事費は当初の希望額を少し上回りましたが、「妥協せずにリノベした結果」と納得の夫妻でした。

設計・施工 リノベ不動産 | BestHOUSE
撮影/飯貝拓司
※情報は「リライフプラスvol.34」取材時のものです