住宅の購入は、賃貸マンションの更新がきっかけだったというTさん夫妻。「新築のピカピカした感じが好きではなくて、一戸建てなら古民家、インテリアも中古のような生活感のあるものが好き」(妻)とリノベーション前提で中古マンションを探すことにしたそう。見つけた物件は千葉県内の夫の実家近くで、駅までは徒歩圏内。専有面積82.29㎡、約2300万円の平成3 年築マンションは、広さや予算など夫妻の条件にもぴったりでした。4LDKだったマンションは、リノベ工事費約900万円(設計料込み、施主支給あり)で開放感たっぷりの住まいへと生まれ変わりました。

目次:

存在感がありながらすっきりと見せるキッチン!ライフスタイルの変化に合わせて空間を楽しむ!

存在感がありながらすっきりと見せるキッチン!

リノベの設計・施工はLOHAS studio(ロハススタジオ)に依頼しました。

妻が「おしゃれで雑貨屋さんのようなお店がある」と気になっていた店舗が実はロハススタジオで、リノベ会社だと知り、施工事例も気に入ったことから依頼したそう。物件探しにも同行してもらいました。

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リノベにあたって、まずは「窓に向かって抜け感があって、広々と使える空間をつくりたいとお願いしました」との言葉どおり、玄関を入ってすぐに現れるLDKは、圧巻の大空間です。

リノベ前のキッチン

キッチンはもともと独立型に近く、LDとは切り離されたような雰囲気でした。

リノベでは向きを変えたうえでオープンキッチンに変更し、LDKを一体化。キッチンに隣接していた洋室もLDKに組み入れました。

さらに、LDKから続く空間を玄関まで大胆につなげて、スケルトンにすることでいっそう開放感を高めました。この大空間で目を引くのは、住まいの中心に位置することになったキッチンです。

家には友人たちが遊びに来る機会が多く、多いときは大人が5 ~ 6人+その子どもたちが加わることもあるとか。
対面キッチンからは部屋全体が見渡せるため、ゲストの様子、長女の様子も分かるので安心できます。

キッチンの背面には、食器などがたっぶりと収められる大容量の収納を造作しました。背面収納には手前に引き出してカウンターのように使えるトレイを設置。
ゲストが多いときに盛り付けをしたりする臨時の作業スペースとしても重宝しているそうです。

背面収納は引き戸を閉めれば壁のようになり、モザイクタイルをあしらった腰壁ではキッチンの手元が隠れるようにするなど、すっきりと見える工夫も参考になります。

ライフスタイルの変化に合わせて空間を楽しむ!

古材とスチールを組み合わせたダイニングテーブルは、GALLUPで見て「リノベ空間に合いそう」と購入したもの。
イスは夫がデザインと座り心地を気に入ったというPACIFIC FURNITURE SERVICEの人気商品「CLARIN FOLDINGCHAIR」です。正面のアースカラーの壁の塗装や木製カーテンボックスは、妻がDIYしました。

床や建具の落ち着いた色合いと、躯体表しにした天井のインダストリアルな雰囲気の組み合わせもステキです。

リノベ前のLD

リノベ前はLD東側(写真右側)に、洋室と和室がありました。

洋室と和室は間の壁を取って広いフリースペースに変更しましたが、木製建具を開ければLDKとも一体化できるようになっています。
フリースペースは現在、子どもの遊び場になってはいるものの、ライフスタイルの変化に合わせて自由に楽しめる空間と位置づけているそうです。

フリースペースの木製建具はNanikの「ウッドシャッター」で、ルーバーの角度が変えられるスグレモノ!
空間を個室化できるだけでなく、角度を変えることで光や風を通せますし、部屋の様子をうかがうこともできます。

サニタリーの位置は変えていませんが、リノベ空間の世界観に合うよう洗面台は造作し、トイレはロハススタジオのオリジナルドアに変更しました。

寝室はほぼ既存のままとしましたが、奥の壁だけDIYでムラ感のある塗装を施して個性を出しています。DIYなどもしながら、自分たちらしい暮らしを楽しむ夫妻でした。

設計・施工/LOHAS studio
撮影/広井一成
※情報は「リライフプラスvol.29」取材時のものです。