せっかく大掃除した窓は、こまめにふき掃除をして、1年じゅうきれいをキープしたいもの。
羽田空港の清掃員のリーダーとして話題を呼んだ新津春子さんに、プロならではの掃除術を教えてもらいました。
洗剤なし、タオルのみで十分きれいになりますよ。
習慣化したい、きれいをキープする窓回りの掃除方法
絞れば水滴がまだ垂れる程度に水分を残した「ゆる水ぶきタオル」と、仕上げの「からぶきタオル」の2枚を準備しましょう。
すべての画像を見る(全6枚)(1)しっかりと養生する
床面を汚さないよう、乾いたタオルを、窓の下に敷きつめます。
「道具を置くときも新聞紙などを床に敷くといいですよ」
(2)窓枠と窓をゆる水ぶきする
まず、ゆる水ぶきタオルで窓枠をふき、それから窓へ。
「窓の上半分はタオルを左右に、下半分はタオルを上下に、ともに腕を大きく動かしながらふいて」
(3)からぶきで仕上げる
水跡がつかないよう、からぶきタオルで仕上げます。ふき方は(2)と同様に。
「下部はかがんでふけば、力も入りやすいですよ」
(4)タオルに割り箸を巻いてサッシの汚れを取る
窓のサッシなど、指では入りにくい、細かい隙間や段差のある場所を掃除するときは、割り箸にタオルを巻きつけます。
せまい部分にまで入り込み、汚れをかき取ることができるので重宝。固まっていた泥汚れがゆるんで、落としやすくなります。
ふき掃除をするなら「八つ折り」のタオルが便利
●ムダなくタオルを使うための「八つ折り」のやり方
掃除の途中で洗ったり、たたみ直したりする手間や時間をカットできるのが、八つ折りです。折り方は4ステップ。
(1)タオルを広げ、左右の上部をつまんで持ち、横に二つ折りにする
(2)さらに横に二つ折りにする
(3)縦に二つ折りにする
(4)横に二つ折りにして完成
「最終的に、手のひらサイズの長方形になります。表裏合計16面できるので、1面ずつ使って」
●八つ折りタオルの持ち方
八つ折りにしたタオルに広げた手指をのせ、折った端の部分がバラけてこないよう、親指と人さし指でしっかりはさみます。
「タオル全体に力が均等にかかるので、ムラなくふくことができます」