おうち時間が増えている今、SNS上でたくさんの料理投稿を見かけるようになりました。
自炊の機会が増えて、もっと料理に凝りたいニーズも高まっているのではないでしょうか。
そこで、思っている以上にできばえを左右するのが盛りつけ方。
食べておいしい、見ておいしい食卓を目指すため、オンライン料理講座で盛りつけ術を伝えているみきさんに、コツを教わりました。
おいしく見える盛りつけのポイント
みきさんの料理講座は、手軽な食材を使って、エスニック、韓国料理、台湾料理など、世界各国の料理に挑戦できるというもの。
今回は夕方の回にお邪魔して、家庭でできるインド料理をつくりました。
1時間半で夕飯+つくりおきの5品が完成。
そのなかで、ここでは、カレー、サラダ、ポテトを盛りつけてみます。
●Before
<普段の私の盛りつけ>
おいしそうではありますが、なんとなく寂しい印象です。
みきさんいわく、お皿を選ぶ際は、「白をベースにシンプルカラーを選んでいます。主役が引き立つ色、形が重要」とのこと。
私の場合、白いお皿を使ってはいますが、小鉢だけ柄物にしたのがよくなかったでしょうか。
講座で紹介されたお手本を見てみると…
カラフルでとてもおいしそうです!
以前は、企業カタログのレシピ開発やコーディネートを担当されていたみきさん。
「料理で使ったスパイスを並べます」「ピンクペッパーを添えるといいです」と、プロの技が光ります。
もはや作品の域ですが、初級者でも取り入れられるコツはないでしょうか。
講座後に改めてポイントを伺い、改善点を考えました。
ポイント1:下地選び
【お手本】鮮やかな黄色い布が目に飛び込んできます。
【Beforeの改善点】木の机に木のお盆を重ねているので、別のものにしようと思います。
ポイント2:高低差をつける
【お手本】プレートの上にお皿をのせることでカレーが引き立っています。ポテトの下にワックスペーパーを敷くと、印象が一段高くなる効果も。
【Beforeの改善点】同じ高さのお皿が並んでいますが、カレー皿を重ねる技ならすぐにマネできそうです。
ポイント3:脇役を置くことで主役を引き立てる
【お手本】全体的に黄色いなかで、パクチーやパセリの緑がアクセントに。カトラリーやスパイスが添えられて、写真映えしています。
【Beforeの改善点】品数に合わせて食器を出しただけなので、色味やカトラリーに気を配りたいと思います。
以上の点を踏まえて、自宅にあるもので再挑戦してみます。
●ちょっとのコツで見違えた!
とても明るい印象になりました!
手持ちの大きな皿が紺色だったので、同系色のペーパーナプキンを下地に。お盆だと置くスペースがなかったカトラリーもバランスよく置けます。
カレーを別のお皿に盛りつけて重ねたことで、全体があか抜けた気がしました。
「絵を描くイメージで盛りつけると、普段のお皿もグレードアップします」と、みきさん。確かに、お皿の上に色を配置していく意識が肝心だと思いました。
さらに、小物で広がりをつくっていくと「盛りつけ」から「スタイリング」に発展します。
テーマを決めるのが大切なのだそうです。
スタイリングに便利なアイテムを伺ったところ、
・ハーブ・かんきつ類
・かご
・ワックスペーパー
・お花、ドライフラワー
などがあるといいとのこと。
華やかな食卓にしたいとき、取り入れてみてはいかがでしょうか。