近頃、よく耳にするようになった「風の時代」という言葉。占星術では、2020年の12月を境に、“かたちあるもの”が求められた「地の時代」から、“見えないもの”に価値がおかれる「風の時代」へと変化しました。
「ものを手放し、本当に必要なものだけを身の回りに置く暮らしが、風の時代に幸運をつかむポイント」だと、占星術師のKeikoさんも話します。
そこで、ひと足先に「持たない暮らし」を実践しているインスタグラマーのgomarimomoさんに、ものを厳選するコツを教えてもらいました。
リビングは掃除のしやすさを第一優先に
「ものを減らし始めたのは、以前住んでいた家で火事に遭遇したのがきっかけ。その後、猫を飼い始め、二女が生まれ、長女が社会人になり…と家族の構成も暮らしもどんどん変わりました。その過程で、今のわが家にほしいものをあらためて考えたら、くつろげる広い空間が必要だと気づいたんです」
掃除が大変なもの、場所をとるものなど、持つことでストレスになるものは思いきって処分。残すものは便利で何通りも使い道があるものに絞った結果、今のミニマムな生活になりました。
●ダイニングテーブルは持たない→小さいテーブルがあれば十分だった
家族そろっての食事が少ないので、大きなテーブルは不要と判断。
「収納に使っているコの字家具と折りたたみテーブルで代用できます」
使うときだけ出すルールにすると、ちょい置きで散らかることもなくすっきり。
●カーテンは持たない→ロールスクリーンとUVカットシートでOK
洗うのが大変だったカーテンは撤去して、リビングの大きな窓はロールスクリーンを。
「紫外線防止のために窓にUVカットフィルムをはったら、熱や冷気の侵入防止効果も。エアコン代の節約にもなって一石二鳥です」
●ソファは持たない→動かしやすいビーズクッションに
子どもの安全、手入れの手間、スペースの問題などから手軽なビーズクッションを導入。
「すぐ動かせるので、掃除もラク。合皮素材で汚れに強く、座り心地も抜群なうえ、ビーズの継ぎたしもできるので長く愛用できますよ」
●ラグ・マットを持たない→人数分のクッションで代用
猫の毛や毛玉で汚れることが多く、掃除や洗濯が負担になっていたラグ。
「思いきって処分してみたら、見た目にもとてもすっきり! 代わりに用意したエアリーマットレスの座布団は、クッション性が高く快適です」
●テレビボードは持たない→壁かけ式にしてすっきり
場所をとりがちなテレビ台は、壁かけ式にしてコンパクトに。
「ものを減らしていくと、収納するものがなくなって(笑)。リビングが広く使えて、猫のいたずらや地震対策にもなります。取りつけは業者に頼んだのでスムーズに」
●オモチャや絵本は持ちすぎない→収納スペースに収まる分だけ
オモチャと絵本のスペースは、無印良品のコの字家具2個分に収まる分だけ。
「新しいオモチャを買うときは、遊ばなくなったものを潔く手放すのがルール。子どもと一緒に、優先順位をつけています」
ESSE6月号では、ほかにもたくさんの「持たない暮らし」を実践している達人や、エコナセイカツのマキさんによる捨て方レッスン、大草直子さんによるクローゼット術などを紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね!