家を整えるのに欠かせないフックやつっぱり棒。さまざまなショップでバリエ豊かに販売されています。
なかでも「これは使える!」とお片づけのプロが太鼓判を押すアイテムをピックアップ。今回は、整理収納コンサルタントの須藤昌子さんが実践している、便利な使い方をご紹介します。
はがせるフックは家を傷つけないから賃貸でもOK!
須藤さんが愛用しているのは、セリアなどの100円ショップで販売されている、「何度でも貼ってはがせるフィルムフック」シリーズ。
「貼ると空気が抜けてぴったりくっつきます。その名のとおり何度でも貼ったりはがしたりでき、壁を傷つけません。とくにタイル、ガラス、鏡など凹凸のない壁面に向いているフックです」
通常のフック、リングタイプ、ダブルフックなどさまざまなタイプがあるのも大きな魅力。
●リングフックとつっぱり棒でゴミ袋ストックをつくる
須藤さんのお宅でも至るところで活躍しているフック。
ひと工夫すれば、どこでも好きなところに収納スペースをつくることができます。
フィルムフックのリングタイプを2つはりつけ、つっぱり棒を通せばゴミ袋のストック置き場のできあがり。
ゴミ袋は、しまい込むよりゴミ箱のそばですぐセットできるようにしておくと、袋の取り替えが手間なくはかどります。
●つっぱり棒と組み合わせてカーテン開閉をスムーズに
また、小窓がある人におすすめなのが、フックとつっぱり棒を使ったカフェカーテンの固定です。
「カーテンレールのない小窓にカーテンをかける際はつっぱり棒を使うことが多いと思いますが、窓をあけるときにいちいち外す手間がかかって面倒。そこで、フィルムフックのスイングタイプをサッシに取りつけてみました」
「このフックの耐荷量は3kgですが、つっぱり棒と布を合わせてもそれほど重くないため、サッシ枠に合わせて自己責任でフックのフィルムをカットしました」
スイングタイプはフック部分が可動式。つっぱり棒の動きに合わせてフックも動くので、窓をあけても落ちにくくなっています。
フックとつっぱり棒の組み合わせで、カーテンをかけたまま窓をあけ閉めできるようになりました。
●ブラシを引っかけ収納して、すぐ手が届く!
フィルムフックはもちろん単体で使っても便利。須藤さんは洗面所収納の側面にフックをはりつけ、ブラシなどを引っかけ収納にしています。
何度でも貼り直しができるので、角度や位置の調整がしやすいのも大きな魅力。
つっぱり棒は、家に眠ったままで今は使っていないものも多いはず。アイデア次第で不要品を再び活躍させることができるし、暮らしやすさも大幅にアップしますよ。
須藤さんのフック&つっぱり棒活用術、ぜひ参考にしてみてください。