ゴージャスな生け花や鉢植えでなくても、ちょっとした花があると、暮らしは豊かにしなるもの。買って帰った日のまま、しおれるまで飾り続けるという人も多いかと思いますが、飾り方・飾る場所を変えれば、毎日違った表情で楽しむことができます。

毎日違った表情で楽しむ
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切ったりアレンジしたり…同じお花でもこんなに表情が変わります

今回はフラワーアーティストの梅田佳苗さんが、同じお花で7日間楽しむ方法を教えてくれました。

●1日目:一輪を玄関に飾る

一輪を玄関に飾る

まずは茎が長いまま、花ビンもしくはあきビン(コーラのビンでもOK!)に活けます。ビンと同じ高さ分の茎が、ビンから出ているとバランスよく見えます。背が高いので、玄関など倒れても比較的安心な場所に飾りましょう。寝ぼけて倒してしまいそうなベッドルームには、背の高い花はあまり飾らない方が安心です。

●2日目:緑を足してリビングに

緑を足してリビングに

同じビンにグリーンを足して、リビングに移動させましょう。そのとき、少し茎を切って切り口を新しくすることで花とグリーンの持ちがよくなりますよ。

●3日目:実ものをたす

実ものをたす

さらに、季節の実ものをたします。実ものがなければ、なにか丸いフォルムのものを加えてもいいでしょう。これでまた雰囲気が変化します。

●4日目:短めに切ってお手洗いに

短めに切ってお手洗いに

だんだんと茎の下の方が悪くなってくる頃なので、思い切って短く切ります。3日目までの花ビンより、口の広い花瓶がおすすめ。少ない花材でも、あえて空白を残すことですてきに見えます。

●5日目:さらに短く切って、ミニビンにわけて部屋中に

さらに短く切って、ミニビンにわけて部屋中に

今度はそれぞれを分けて飾りましょう。バランスよくまとめて一か所に配置するのもいいですし、洗面所・トイレ・棚の上などお家じゅうに飾れば、いろんな場所で花に目が止まり癒されます。

●6日目:キャンドルと合わせてディナータイムに

キャンドルと合わせてディナータイムに

分けて飾っていた5日目の花を一枚のお皿にのせて、キャンドルと一緒に飾ります。ディナータイムに火を灯せば、すてきでロマンチックな夜の始まり。

●7日目:ベッドルームの壁にはる

ベッドルームの壁にはる

キャンドルの熱でお花は弱るので、引き続き飾っても命はあとわずか。いっそ水を切って、ベッドルームの壁にマスキングテープで留めてみましょう。一気にフォトジェニックな空間になります。

●おまけ:押し花にする

押し花にする

花びらを押し花にすれば、いつまでも手元に残して置くことができます。できあがった押し花はしおりにしたりレジンアクセサリーにしたりして、ぜひお花を存分に楽しんでくださいね。