ここ最近、プラントベース(植物由来)の食品に注目が集まっています。「植物生まれのプッチンプリン」、豆乳を発酵した植物生まれの「GREEN CALPIS」、「東京ばな奈アーモンドキャラメルサンド」など、大手メーカーからも植物性の商品が新発売。コメダ珈琲を展開するコメダも、植物性のメニューのみを提供する「KOMEDA is □(コメダイズ)」をオープンしました。

ヘルシーでおいしい!「植物生まれ」が注目されています

プッチンプリンなど
植物生まれのプッチンプリン、東京ばな奈アーモンドキャラメルサンドなどのスイーツが発売されるほか、トップバリュも植物性の素材を使ったシリーズ「vegetive」の展開を始めた
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プラントベースの食べ物は、食べたときの罪悪感が少なく、ヘルシー。食物アレルギーなどを理由に選ばれることの多かった植物性の食品ですが、どんどんおいしく進化し、より身近な存在になっているようです。

プラントベースのお菓子は、じつは簡単につくれます。新刊『

植物生まれのやさしいお菓子

』が話題の白崎裕子さんに、お菓子づくり初心者にも挑戦しやすい「オートミールとクルミのざくざくクッキー」を教わりました。

栄養満点のオートミールをクッキーに。子どものおやつにもぴったり

「おいしくつくるポイントは、オートミールを手で砕くこと。粉のようなところと粗いところができ、独特の食感が生まれます。焼きたりないよりは、しっかり焼いた方がおいしいので、水分が飛ぶまでしっかりと焼いてくださいね。食物繊維やビタミンも豊富なので、お子さんの栄養補給にもおすすめです」

ボウルひとつでつくれ、型いらず。作業時間10分以内でできるので、ぜひお試しください。

●作業時間10分!オートミールとクルミのざくざくクッキー

オートミールとクルミのざくざくクッキー

【材料(12個分)




・オートミール 60g

・A[コーンスターチ(または片栗粉)30g きな粉10g てんさい糖25~30g 塩ひとつまみ]

・植物油 40g

・豆乳 15g

・クルミ(ロースト) 20g

【下準備】

・オーブンは160℃に予熱する ・天板にクッキングシートを敷く

【つくり方】

オートミールを手でギュッと握る

(1) 粉を混ぜる

ボウルにオートミールを入れて手でギュッと握って粗めに砕き、Aを加えてヘラでさっと混ぜる。
オートミールをヘラで混ぜる

(2) オイルを加える

植物油を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
植物油を加えてヘラで混ぜる

(3) 豆乳を加える

豆乳を加え、生地がかたくなり、まとまってくるまでよく混ぜる。砕いたクルミも加えてさっと混ぜる。 ※混ぜているうちに、最初はベタベタだった生地がだんだんまとまってきます。
クッキングシートを敷いた天板に生地

(4) 焼く

生地を12等分して、クッキングシートを敷いた天板にのせる。軽く丸めてからスプーンなどで平たくし、160℃に予熱したオーブンで20~25分、サクッとするまで焼く。

植物生まれのやさしいお菓子

』(扶桑社刊)では、エッセの連載で人気を呼んだ「さくふわドーナツ」「ビスコッティ」「発酵クレープ」「ふわふわレモンケーキ」など、全50レシピを紹介しています。

「この本のお菓子は、型なし、ボウルひとつでつくれるものがほとんど。小麦粉も使わないグルテンフリーのレシピなので、お子さんと一緒にボウルでぐるぐる混ぜたり、丸めたりしても固くならないんです。バターや卵を使わないので、汚れがささっと落とせるのも、植物生まれのお菓子のいいところ。牛乳やバターと違い、豆乳や植物油は長期保存ができます。材料をストックしておけば、思い立ったときにつくれますよ」(白崎さん)

体に優しい「プラントベース」のお菓子、ご自宅で試してみてはいかがでしょうか。