食器洗いのスポンジに、水きりカゴ、台ふき…毎日の台所仕事では、いろいろな水回り用アイテムを使いますが、数が増えるほど管理も買い物も面倒。
「ひとつで何役もこなせる、無印良品の“セルロースシート”なら、水回り家事のわずらわしさから解放されますよ」と話すのは、インスタグラムで環境に優しくエコに配慮したサスティナブルな暮らしを発信し国内外で人気を集める野村蘭さん。
野村さんが愛用する、無印良品の「セルロースシート」の魅力と便利な使い方を教えてもらいました。
一度使ったら手放せなくなる!無印良品万能シート
すべての画像を見る(全9枚)無印良品の「セルロースシート」(3枚組 税込499円)を使ったことがありますか? 吸水性、速乾性ともに抜群なので、洗い物や水気をきる、掃除までひとつで何役もこなし、しかも繰り返し使えます。使えば使うほど、その使い勝手のよさに驚かされると思います。
キッチンでなにかと活躍するので、一度使うとその快適さに手放せなくなること間違いなしです!
●「セルロースシート」ってどんなもの?
セルロースシートは、スウェーデンなど北欧の国で昔から使われているキッチン雑貨で「スポンジワイプ」とも呼ばれます。
土に返る植物由来の素材、セルロースは、吸水性、速乾性に優れ、熱にも強い素材です。そのため北欧では水きりやふきんとして台所で重宝されてきました。濡れてもすぐに乾き、洗って何度でも繰り返し使えるのも大きな魅力です。
●セルロースシートの基本的な使い方
乾いているときはカチカチに硬くなっているので、基本的には濡らして使います。
水に濡らすと、やわらかいスポンジ状になります。
使い終わったら、さっと洗って乾かしておけばすぐに乾くので、イヤなにおいも出にくいのも魅力。また、熱に強いので煮沸消毒もできますし洗濯機でも洗えます。
ハサミで簡単にきることができるので、使用目的に合わせて自分の好きな大きさにカットして使うこともできます。
●セルロースシートは出番がいっぱい!
私が普段使っているセルロースシートの活用法をご紹介します。
<使いやすい大きさにカットして濡らして:食器洗いに>
半分か1/4の大きさに切って、食器洗いスポンジの代わりに。スポンジと違い、すぐカラカラに乾くので衛生的です。また吸水性が高いので食器ふきにも使えます(濡らして絞ってから使用します)。
<乾いたままで:水きりカゴ代わりに>
乾いたセルロースシートを敷いて洗った食器を置き、水分を吸わせています。ふきんだとべちゃべちゃになってしまいますが、セルロースシートは吸水力があるのでしっかり水分を吸い込んでくれます。
<乾いたままで:シンク回りの吹き上げに>
乾いたままのセルロースシートは、シンク周りの水気を一度で拭きとってくれます。吸収性抜群で、普通のふきんではふき取れない水分もふき取れます。
<水で濡らして:台ふきに>
軽く水で濡らして、ぎゅっと絞ってから使います。水を含むことで吸水性がアップするので、お茶をこぼしたときでも、何枚もふきんを使わずにこれ1枚でふくことができます。コンロのふき掃除にもぴったりです。
セルロースシートはキッチン以外にも、洗面所やお風呂場、結露の窓ふき、鏡などさまざまな場面で使えます。耐久性もあるので、私の場合はまず食器の水きりや食器洗いに使用して汚れてきたら、シンク洗いや掃除に使用。だいたい半年くらいは洗濯しながら使い、汚れが落ちなくなったり、ボロボロになったら交換しています。いろんな用途で最後まで使い倒すことができるのも魅力です。
ネット通販でもたくさんの種類が出ていますので、興味のある方はチェックしてみてください。
●セルロースシートは地球にも優しい
キッチンでよく使われるマイクロファイバークロスや食器洗いスポンジは、プラスチックからできています。これらを使って洗うたびに、目に見えない小さなプラスチックが流れ出て海洋汚染の原因になっています。
セルロースシートは、自然素材なのでその心配がないのもいいところ。ボロボロになったら土に埋めることで自然に返ります。私はベランダでコンポスト(生ゴミを分解し堆肥化させること)をしているので、小さく切ってそこに埋めています。また燃えるゴミとして出すこともできます。環境にも優しいセルロースシート、ぜひ使ってみてくださいね。