スマホで写真を撮る前に髪の毛を直す際、どうしていますか? 髪がボサボサしていないか、両手でなでつけている人も多いのではないでしょうか。 「とくに、50代、60代の大人女性の方でやっている方を多く見かけますが、ヘア直しの際に髪を押さえつけたりなでつけたりするのは、じつは老けて見える原因になってしまうんです」と話すのは、ヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。 今回、知っておくだけで写真写りが大きく変わる、ヘア直しのコツを教えてもらいました。
シャッターの直前に、髪をなでつけるのはNG!ふわっと浮かせて
さとゆみ:今回は、写真撮影のときのコツをお伝えします。
八木ちゃん:最近はSNS用に写真をとったり、自撮りをしたりする機会が多いですもんね。
さとゆみ:そんなとき、「写真を撮るよー」となってから、たった30秒の間に、思いっきり差がつくポイントってあるんです。
八木ちゃん:ぜひ、たくさんの方に知ってもらいたいです。
さとゆみ:まず、「髪がボサボサしていないかしら?」と、髪を上から押さえてなでつけている人を見かけますが、これは、絶対NG。
すべての画像を見る(全5枚)八木ちゃん:この仕草、やってらっしゃる方、よく見かけるのですが、大人女性の場合、トップのボリュームがつぶれてしまうので、寂しい印象になってしまいます。
さとゆみ:トップをつぶしてしまうと、髪が薄く見えてしまったり、分け目が目立ったりしてしまうんですよね。なので、「髪を押さえるのはNG」と覚えてください。
●モデルもやっているヘア直しテク。分け目をぼかして立ち上げをつくる!
さとゆみ:では、写真撮影直前になにをすればいいかというと、ずばり、分け目をぼかしてトップに立ち上げをつくる、が正解です。
(1) 分け目を手ぐしで動かしてぼかす
八木ちゃん:分け目部分に手を差し入れて、指で分け目をこするように左右に動かすといいでしょう。そうすると、分け目が曖昧になって、地肌も目立たなくなります。
(2) 根元の髪を指で持ち上げて高さを出す
八木ちゃん:さらに、根元を持ち上げるように、指でトップに高さを出すと、それだけでふんわりボリュームが出ます。
さとゆみ:このひと手間、大事ですよね! 写真撮影というのは、2次元の世界です。そしてシャッターを切られる、その瞬間だけでも、ふわっとボリュームが出ていたら、とても若々しく見えるものなんですよ。
八木ちゃん:簡単なコツですけれど、差は歴然としますよね。さらに、量が少ない側の横の髪を耳にかけると、サイドにもボリュームが出やすくなります。
さとゆみ:じつはこれ、モデルさんやタレントさんなどもやっているテクニックなのですよ。「みんなでご飯を食べているシーンを、インスタ用に撮影します」なんてことがあったら、だれもが髪を持ち上げ出して、少しでもふんわりヘアで写真に写ろうとするんです。
八木ちゃん:最初は鏡を見ながら練習するといいと思います!
さとゆみ:写真って、長く残るものなので、ぜひ、このテクニックを覚えてくださいね。
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女の年齢は髪で決まる