コロナで生活スタイルが変わったなか、家の狭さに頭を抱えている人も多いのでは? ただでさえ狭い空間に、家族と家族が使う生活の道具があふれかえってパンク状態…。
「家を居心地よくしてストレスをためない」
そんな生活スタイルを実践しているのが、整理収納コンサルタントの本多さおりさん。仕事場も含めて65平米という本多さんのお宅で見つけた工夫をお届けします。
65平米でも快適な家。狭さを感じさせない工夫で空間を機能的に使う
空間をムダなく活用すれば、必要なものはきちんと収まります。ものに占領されず、ジャマされない暮らしなら、狭さを感じません。
●ワークスペースを家事の動線上に。隙間時間が有効に使える
すべての画像を見る(全12枚)仕事の合間に夕飯の簡単な下ごしらえをしたり、ベランダに干した洗濯物を取り込むことも。
子どもたちが遊ぶリビングはすぐ後ろなのでサッと振り返れば様子も見守れます。
●食器棚を置かないことで食事の支度も片づけも動かず完了
食器はつり戸棚と食洗機横の引き出しに収納。
「シンク前に立ち、手を伸ばすだけで、すべての食器が取り出せて機能的」
片づけは、食洗機から出した食器をポイポイしまうだけ。
食器は、用途別に分類。夫にもわかりやすく、家事分担の助けに。皿や碗などの「盛るもの」を入れた引き出し。
こちらはコップなど「飲むもの」と、カトラリーを収納。
●ベッドは置かず布団を活用。昼は寝室がリビングに
畳敷きのスペースは、昼間はリビングや子どもの遊び場として広く使い、夜は一角を仕切り戸で区切って寝室に。
「立ててしまえるマットレスなら上げ下ろしの手間なくラクちん」
●つるせるものはつるして空中もムダなく使う
フックなどを駆使したつり収納がとにかく好きという本多さん。
「掃除のときにものをどかす手間がありません」
とくにキッチン用品は、つるせば省スペースなうえ、乾きやすく衛生的。
扉や棚にはさんで使えるニトリのタオルホルダーをふきんかけに。シンクの真上につれば水滴がたれてもOK。
●動かしにくいオモチャ箱や大きなゴミ箱にはキャスターをつける
大きいものや重いものを床に直置きしていると、掃除のときにどかすのがひと苦労。
「キャスターをつければ、掃除機を持ったままでも、片手で動かせます」
ひと工夫で掃除がラクラク!
生活の不便さには必ず原因があって、それを解消すれば暮らしやすさは手に入ります。家の狭さもそう。仕方がないとあきらめる前に、ひと工夫を! ストレスフリーな暮らしがかなうはずです。