「今度こそはやせる!」と決意して、食事・運動など頑張っているものの、なかなか成果がでていないなんてことはありませんか?
すべての画像を見る(全4枚)今回は料理研究家でダイエットカウンセラーのおにゃさんに、「努力しているのにやせない原因」について教えてもらいました。
やせない原因はその“無意識”が関係しているかも!?
ダイエットのために、毎日の食事にも気を遣って太るようなものは控えて運動も行い、規則正しい生活を心がけている。それなのになぜかやせない! そんな経験ありませんか?
もしかしたらそれは以下のことが原因かもしれません。
●ポイント1:糖質量の多い調味料を好んで使っている
糖質は食材だけではなく、調味料の含有量によっても変わってきます。たとえば、和食で欠かせないしょうゆなら大さじ1で1.8g、穀物酢なら0.4g、塩なら0g。子どもが好きなトマトケチャップは大さじ1で3.8g、焼肉のタレなら5.9g。
一方、ダイエット中は使ってはいけなさそうなイメージがあるマヨネーズは、意外に低くて0.5gと、同じ大さじ1でもとだいぶ違いますよね。
使用調味料は好みの味覚によって変わってきますので、どこのご家庭もメインで使用する調味料はだいたい決まっていることが多いです。
これまで多くのやせたい女性の食生活を見てきましたが、しょうゆや酢、みそをスタメンとして使っている方はトマトケチャップや焼肉のタレの使用頻度は低く(持っていないことも)、反対にトマトケチャップや焼肉のタレ、ドレッシングをよく使用する方は、しょうゆ・酢・みその出番は多くありません。
ちなみに、以前のわが家は「しょうゆ・酒・みりん・砂糖、甘みだしにはケチャップ、コク出しにはウスターソース、ちょっと辛くしたいときはコチュジャン」と、糖質量の多い調味料ばかりを使っていました。
これらのことを考えると、食材に気を遣っていたとしても、糖質量の高い調味料ばかり使っていると「なぜだかやせない」ということにもなりかねないのです。もし、食材には気を遣っているのに、全然やせない! という方は、自分が使用している調味料を一度チェックしてみるといいですよ。
●ポイント2:糖質オフや糖類オフ商品ばかり食べている
普通のお菓子やパン、ケーキは太るからと「糖質オフ」「糖類オフ」「砂糖不使用」と書いてある商品ばかりを食べていませんか?
太っていたときの私は、こういった「○○オフ!」と書いてある商品だったら大丈夫! と思って、毎日のように食べていたんです。でも、全然やせませんでした(笑)
これらの商品は普通の甘いお菓子やパンよりも、確かに安心かもしれませんが、「糖質ゼロ」には「糖質が全く入っていない」というわけではありません。また、「糖類ゼロ」というのは、糖質の一部なので、オリゴ糖やキシリトールやアスパルテームといった人工甘味料が使われていることが多いのです。「砂糖不使用」という表記も同じく、砂糖が使われていないだけで、他の甘味料は使われています。
糖類オフ、砂糖不使用だから安心! と思って、年じゅう食べていたら普通に太っていきますし、ご飯の代わりに糖質オフや糖類オフの商品ばかりを食べていると栄養もとれず、代謝が下がってどんどん太りやすくやせにくい体質になってきます。なので、こういった表示があったとしても、まずはなにが入っているか「原材料」を必ずチェックするようにしてみるといいですね。
いかがでしたか?
こういった小さな積み重ねで体は変わってきます。食事に気をつけ、運動もして規則正しく生活しているはずなのにやせない…と思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。