すっかり秋の気配です。夏に使った衣類を衣替えする前に、きれいに汚れを落としておきましょう。洗濯のプロ集団「洗濯ブラザーズ」に、帽子と水着の洗い方を教えてもらいました。
家で夏用の帽子を洗う方法
すべての画像を見る(全14枚)夏用の帽子は優しく手洗いして型崩れを防ぎます。
(1) 目立たないところで色落ちチェック
まずは洗濯表示を確認。手洗いできるものなら、つばの裏側など、目立たないところにタオルなどで洗剤をつけてみて、色落ちチェックを。
タオルに帽子の色がつくようなら、洗剤をさらに弱いものに替えるか、手洗いするのはやめる。
(2) 手洗いする
汗ジミなど気になる部分があれば、まずはプレウォッシュ液を直接スプレーし、洗濯ブラシなどでたたいて約15分おいて洗い流しておく。次に、常温の水に洗濯用液体洗剤を表示どおりに溶き、帽子を入れて押し洗い。
<プレウォッシュ液のつくり方>スプレーボトルに洗濯用液体洗剤(弱アルカリ性または中性)を入れ、同量の水道水を加えて軽くふり、混ぜる。1週間以内に使いきる。
(3) シャワーですすぐ
型崩れを防ぐため、シャワーを使ってすすぎ、洗剤成分をよく落とす。
(4) タオルドライして陰干し
乾いたタオルで全体の水気をよくふき取り、内側にタオルなどをつめて形を整える。
風とおしのよい場所で陰干しする。
ナイロン製のアウトドア用帽子なら、ネットに入れて洗濯機で洗ってもOKです。
●水洗いできない麦わら帽子や日傘のお手入れ方法
・麦わら帽子洗濯用液体洗剤を表示どおりに水に溶き、タオルを浸して絞り、額が当たる内側のリボンについた皮脂汚れをふく。次に、水ぶきで洗剤を落として。洋服用ブラシで全体のホコリを払えばOK。
・日傘おしゃれ着用中性洗剤を表示どおりに水に溶き、スポンジを浸して目につく汚れを軽くたたいたあと水ぶき。シルクなどデリケート素材はシミになることがあるので、プロにまかせて。
家で水着を洗う方法
使い終わったらすぐ塩素や海水を水で流すのが大切です。その場ですすいでから持ち帰るのがベスト!
(1) 真水でよくすすぐ
表面についた海水やプールの塩素などが残ると生地が傷む原因に。まずは真水でよくすすいで。
(2) ネットに入れて洗濯機へ
洗濯用ネットに入れ、洗濯機のドライコースで洗う。洗剤はおしゃれ着用中性洗剤で。
(3) 陰干しする
直射日光に当たると色落ちの原因に。日陰か室内で、ハンガーやピンチハンガーなどにつるして干す。
※洗剤は条件により固まったり、溶けにくくなる場合があります。また使用する家電については取扱説明書、注意書きを確認してから使用してください。