秋です。衣替えで夏物をしまう前に、汗の汚れやシミ、黄ばみなどを残さず、きれいに洗っておきましょう!
洗濯のプロ集団「洗濯ブラザーズ」に教えてもらいました。さっぱり洗って、来年に汚れを残しません!
夏物洗濯、ここが知りたいQ&A。汚れが落ちる正しい洗濯法って?
夏物洗濯についての疑問に、洗濯ブラザーズが答えてくれました。
●Q:たくさん汗をかいたTシャツ。においを残さない洗い方を教えて!
A:たっぷりの水と粉洗剤で洗いましょう。たっぷりの水を使い、液体タイプより洗浄力の高い、粉洗剤を使って洗うことで、しっかりにおいと菌を除去します。洗濯機の標準設定のままだと節水モードになっていて汚れ落ちがよくないので、設定を変えましょう。
汗で濡れたTシャツを洗濯カゴに入れると菌が拡散。脱いだらすぐ、つるして乾かして。粉洗剤は蛍光剤や漂白剤無配合のものを。
【メーカーの平均的な設定と、洗濯ブラザーズおすすめの設定:縦型の場合】
・洗い:8分~10分
・すすぎ:節水モードで2回 → おすすめは「すすぎ:水量多めで2回」
・脱水:7分 → おすすめは「脱水:3分~5分」
【メーカーの平均的な設定と、洗濯ブラザーズおすすめの設定:ドラム式の場合】
・洗い:8分~10分 → おすすめは「洗い:20分」
・すすぎ:節水モードで2回 → おすすめは「注水で2回」
・脱水:8分 → おすすめは「脱水:3分」
●Q:リネンや麻のシャツ。シワにならない洗い方、干し方を知りたい!
A:ネットに入れて洗い、脱水時間は1分でたたんでネットに入れ、脱水時間を1分に設定して洗い、ハンガーにかけて干しましょう。脱水しすぎないことでシワを防ぎ、水の重みでシワが伸びます。衿、袖口、前立て、縫い目などを手で伸ばすとシャッキリ!
●洗濯表示もチェック
「リネン」や「麻」の商品名でも、じつはメーカーによって素材がさまざま。洗濯表示を確認し、デリケートなものはおしゃれ着用中性洗剤を使い、ドライコースで洗って。
・水温40℃を限度に洗濯機で洗える
・水温40℃を限度に洗濯機で弱い洗濯ができる(下線が増えるほど弱めに洗う)
・水温40℃を限度に手洗いのみ
・家庭での洗濯禁止(ドライクリーニングに出す)
※洗剤は条件により固まったり、溶けにくくなる場合があります。また使用する家電については取扱説明書、注意書きを確認してから使用してください。
<撮影・山田耕司 取材・文/ESSE編集部>