家族がつねに家にいる生活をしていると、つねに散らかってしまいます。諦めている人も多いのでは?
そこで参考にしたいのが、整理収納アドバイザーの平野えりさんのお宅。どれだけ散らかっても3分ほどでサクッと元どおりになり、掃除まで完了するのだそう。迷わず・疲れずに片づけられる仕組みを、達人に教わりました。
徹底的にものの定位置を決める。リセットがスムーズ&ラクに!
自宅は70平米で収納スペースも少なめなので、リビングやダイニングは散らかりがちという平野さん宅。ですが、「3分あれば片づくので大丈夫!」と余裕たっぷり。使用頻度が高いものほど、少ない動作で「出し戻し」ができるように収納してあるといいます。
<BEFORE> すべての画像を見る(全6枚) <AFTER>「使う場所としまう場所を近くにして、ものの定位置決めを徹底するんです。片づけに10分以上かかると面倒になって続かないので、3分で片づく仕組みにしたら、驚くほど毎日がラクになったんです」
●リビングのすっきりをキープする、キャビネットを拝見
リビングで散らかるものは、幅88cmのキャビネットに集約しているそう。
どんな小さなものも、定位置づくりを徹底することが散らからないコツ。詳しく見せてもらいました。
・よく使うものは腰の高さにしまって出し入れをしやすく薬などよく使うものは、腰から目線の間の高さに収納するのが鉄則。
「キャビネット上段の棚なら、かがむ必要がないので、体への負担も少なく出し入れできますよ」
サイズがばらばらな小物は、引き出しの中で遭難しがち。
「4分割に仕切れるニトリの引き出しで、用途やサイズごとに仕切り、余裕をもたせて収納しています。しまう場所がパッと目に入り、迷いません」
・使用頻度の低いものは大きな箱にザックリ収納パソコン関連のものやコードなど、頻繁に使わないものは100円ショップのボックスに入れて下段へ。
「フタつきだから見た目もすっきり。フタに高さがあって、少し背の高いものも入ります」
・使用頻度の高いものはワンアクションで戻せるケースにお気に入りのアロマオイルは、上段手前に置いたダイソーの積み重ねボックスに。
「よく散らかるものほど、出し入れのアクション数を減らす収納で、片づけの手間を省きます」
・棚の上は飾りスペースに限定。ちょい置きを防止!ついものを置きがちなキャビネットの上はディスプレーコーナーにして、ちょい置きをブロック。
「家族のお気に入りを飾り、“余計なものは置けない”雰囲気にします(笑)」