春を迎えるこのタイミングで、家具の見直しをしてみませんか?
大きい家具を捨てるのは手間がかかるもの。ソファなど暮らしそのものが変わる家具ならなおさらです。
ここでは、思い出のソファを捨ててよかったというミニマリストのエミさんに、そのメリットを伺いました。
ソファを手放して得た5つのメリットとは?
すべての画像を見る(全5枚)わが家には今の家に引っ越す前に購入した、かなり存在感のあるソファがありました。
以前の家のサイズで購入していたので、明らかに今の家のサイズに合っていなかったのですが、長男を妊娠・出産を機に購入したソファなので、思い出がつまりすぎていて、なかなか手放す決心ができませんでした。
ところがここ最近はホコリや掃除問題が勃発したり、夫の希望もあってようやくソファを手放すことにしました。
思い出の品で手放せなかったソファでしたが、手放したら暮らしが一変!
ソファを手放して手に入れた暮らしの、5つのメリットについてご紹介したいと思います。
●楽器に触れる時間が増えた
このどでかいソファの代わりにリビングにやってきたのが夫のシンセサイザー。
音楽好きの夫は、子どもにも音楽や楽器に慣れ親しんでほしいと長年思っていたそうです。当初私はシンセサイザーをリビング置くことは反対していたのですが、実際リビングに持ち込んでから、子どもたちが頻繁に使っており、大活躍です。
長男は幼稚園で習ったカエルの合唱をひたすら練習しています。
次男もお兄ちゃんの真似をして鍵盤をたたいているので、夫の希望どおりになったし、子どもたちも楽しそうだし、私も今はシンセサイザーを持ってきてよかったなという結論になっています。
●心のゆとりができた
手放したソファはわが家のリビングでかなりの存在感を醸し出していました。
3人用の大きいサイズで、私の背丈(166cm)と同じくらい。なので相当な幅を取っていました。
それがなくなったら本当にスッキリ!
部屋の往来もなんだか通りやすくスムーズになった気がするし、スペースも広くなりました。
部屋にゆとりができると心にもゆとりができるので、威圧感のあるソファは本当に手放してよかったなと思います。
●掃除がしやすくなった
存在感抜群だったソファは掃除をするうえでの難敵でもありました。
生地の性質上なのか、掃除機をかけてもホコリがすごいし、なんだかんだで床とソファの隙間にはオモチャが滑り込む…。
掃除機をソファ自体にかけ、ソファをずらして下に滑り込んでしまったものやゴミを片づけてと、とにかく面倒でした。
その面倒な作業が減ったのは、私にとっては家事のミニマル化になりし、精神的にも負担が減ったのでいいことづくめです。
ちなみに、シンセサイザーの掃除は無印良品の「マイクロファイバー ミニハンディモップ」を使っています。
ホコリもらくちんに取れちゃいます。
●ホコリが減った
先ほどの掃除がしやすくなったというメリットに関連しますが、ソファを手放してからは、朝、フロアモップをかけたときの差が歴然。ホコリが見違えるように減りました。
夫も次男もハウスダストのアレルギーもちなので、その面でも手放して正解だったと思います。
●家族みんなが片づけられるようになった
ソファってあると、ついつい上になにか置いてしまいがちになりませんか?
私も夫も、ついつい置いてしまうんです。それを見ていたからか子どもたちも…。
帰宅したら上着やバッグをポンポン置いてしまって、あとで私が家族のものを片づける羽目に。家族みんなが各自「片づける」ということを、省きがちになってしまっていました。
ソファを手放してからは、コートもバッグも所定の位置に置けるようになって、部屋もすっきりするし、子どもたちの習慣づけとしてもよかったなと思います。
●ものにはいつか、手放すときがきます
ミニマリストですが、私は思い出の品は無理に手放さなくてもよいと思っています。これまでの経験で、思い出のものでもいつか手放そうと思う日が来ると知っているから。
今回のソファも同様で、ホコリや掃除が大変になったり、夫の希望が出てきたりして、いよいよソファを手放した方がよいなと判断する日が来ました。だからこそ手放しても後悔はないし、むしろメリットにしか目がいきませんでした。
いろいろな理由で手放せないものも、今回の私のソファのように、じつは手放した方がよりよい暮らしが待っていることもあります。
これからものを手放すときの参考になれば幸いです。